世界は人で、できている。
HOME > PREX island > PREX 監事 株式会社大阪国際会議場 専務取締役 播本 裕典氏

【PREXリレーコラム №36】中之島に立地する「大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)」- PREX Island

日本企業の方々
PREX 監事 株式会社大阪国際会議場 専務取締役 播本 裕典氏

『中之島に立地する「大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)」』

大阪府立国際会議場(愛称:グランキューブ大阪)は、世界から人々が集う交流拠点をめざし、大阪府と大阪経済界が資金を拠出し、大小27の会議室/ホールを備えるMICE施設として、2000年4月に開業いたしました。
今年、25周年を迎えています。
現在では、国内外から年間100万人を超える人々が訪れ、60件以上の国際会議のほか、企業の展示会や式典、学術会議や商談会、講演会、コンサート、レセプションなど、多い年には1500件を超える各種催しを開催いただいています。大阪の経済発展や国際化の進展にも、少なからず寄与できているものと自負しています。

ところで、公益財団法人太平洋人材交流センターにおかれましては、本年、創立35周年を迎えられました。誠におめでとうございます。グランキューブ大阪の10年先輩ということになります。
この間、研修事業の提供を通じて、アジア地域を中心に世界各地の人材育成に、一貫して貢献して来られました。研修事業の卒業生は今では2万人を超える規模に上り、その人材のネットワークは世界全体をカバーします。改めまして、関西から世界に向けた、民間ベースによる真摯で地道な人づくりの取組みに敬意を表します。

本年10月には、創立35周年の記念事業として、ネットワークを生かした国際会議、「グローバル・ネットワーク・フォーラム」をグランキューブ大阪で開催いただく予定です。このような意義深い国際会議を開催いただけること、さらには、会議への支援金の提供を通じて、PREXの取組みを後押しできることは、グランキューブ大阪にとりましても、大変光栄に存じます。
引き続き、様々な形でPREXと連携し、その活動を応援してまいります。

さて、グランキューブ大阪は、水都大阪の中心地であり、美術館をはじめとする文化施設や歴史建造物が数多く点在する中之島に立地しています。
しかしながら、インバウンドなどの方々に、その魅力を十分には伝え切れていないところがあります。多くの観光客は、中之島を素通りされてしまいます。
そこで、グランキューブ大阪では、来館された海外の方々に、水都大阪を巡るクルーズや、美術館や歴史的建造物でのレセプションやナイトカルチャーなどをお勧めし、中之島の魅力に触れていただく取り組みに力を入れています。中之島の良さを知っていただくことが、そこに立地する施設の魅力向上にも繋がっていくと考えているからです。

さらに、中之島をPRする取り組みの一環として、地元企業等の皆様と協力し、万博期間中の春季、秋季に、中之島の文化施設群を「パビリオン」に見立て、中之島各地でイベントや美術展等を展開する「中之島パビリオンフェスティバル2025」を開催いたします。
万博期間中は、京阪電鉄中之島駅が万博会場へのシャトルバス発着場の一つとなり、多くの方々が中之島を訪れられます。
また、グランキューブ大阪においても、期間中、万博参加国による万博関連イベントが幾つも開催されます。

万博を中之島の魅力を発信する格好の機会として生かすとともに、当施設もアジア有数の都市型MICE施設として期待される役割をしっかり発揮し、大阪のさらなる発展に貢献して参ります。
皆さまのご利用についても、心からお待ち申し上げております。

※MICE施設:M:Meeting(企業会議)、I:Incentive(企業の報奨旅行)、C:Convention(国際会議)、E:Exhibition/Event(展示会・イベント)など、各種の催事を開催する施設

 

  • 掲載日:2025年3月21日
  • 企業名:株式会社大阪国際会議場
  • 氏名:播本 裕典氏
  • 役職・職名:専務取締役 

関連記事