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【役員リレーコラム①】関西生産性本部は創立65周年を迎えました。- PREX Island

日本の公的機関
PREX理事 公益財団法人 関西生産性本部 専務理事・事務局長 小宅誠司氏

 

関西生産性本部 小宅誠司氏

関西生産性本部(会長:レンゴー㈱代表取締役会長兼CEO 大坪 清)は、1956年の設立以降、関西の企業、労働組合、大学などの力強いご支援を得て活動を展開し、本年、創立65周年を迎えた。新しい活動ビジョン「関西における生産性運動を牽引し、新たな価値を共創する」のもと、65周年記念活動のひとつとして、当本部副会長の関西学院大学・村田 治学長に座長をつとめていただき、昨年来、「企業の人材ニーズと高等教育のマッチングに関する研究プロジェクト」の場で調査研究を進めてきた。

いわゆる高等人財に企業は何を求めているのか、企業が求めていることに対して大学特に大学院は応えられているのか、そこにミスマッチがあるのではないかという問題意識から議論がスタートし、先般提言を発表し、企業、大学、行政の関係者に参加いただきシンポジウムを開催した。

提言では、高等教育については、特に大学院教育に注視し、①大学院教育の充実と大学院卒人材の活用が生産性向上と密接な関係があること、②文系・理系問わず、専門知識の習得に加えて論理的思考能力、学習し続ける能力、問題発見能力などの涵養が求められること、③企業については優秀な大学院生を今以上に積極的に採用し活躍の場を与えること、そして社内研修と大学院教育の連動させていくことを訴えている。

昨今のIoT、AI、DXの急速な進展により、人に求められる能力やスキルは日々変化していると言っても過言ではないだろう。人材育成がますます重要になっている今、社会人を対象にしたリスキリング(学び直し)のための教育プログラムの充実が大学や大学院に求められるであろう。

これらの提言を実現していくためには、大学ならびに大学院のシーズと企業のニーズをマッチングさせる場、産学がコミュニケーションを深めることで相互理解が進み有為な人材育成を協働で行っていく場が必要となり、当本部としても何らかの役割を担えればと考えている。 継続的なイノベーションを起こせる先端的な知識と能力を持つ高等人財が、研究機関や企業の場で高い付加価値を生み出すことによって国の成長につながり、そして果実の公正な分配が行われる好循環を作り上げる必要があろう。

今回の提言は、PREXビジョン「人材育成を通して、イノベーションを喚起し、異なる価値観を持った人々が互いに認め合い、共に支え合える社会の実現に貢献する」とも相通ずるものがあると思う。今後もご指導をいただき、緊密な連携をさせていただきながら共創してまいりたい。

関西生産性本部 創立65周年シンポジウム

 

 

 

 

 

 

  • 掲載日:2021年11月24日
  • 企業名:公益財団法人 関西生産性本部
  • 氏名:小宅 誠司 氏
  • 役職・職名:専務理事・事務局長
    (PREX理事)

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