世界は人で、できている。
HOME > PREXビジョン > SDGsの取り組み

SDGsの取り組み

SDGsポスター

途上国の発展を支える人材育成と、人材育成事業を通じた国際的な人材交流を目的に設立され2020年4月で30周年を迎えたPREXは、誰もが生き生きと暮らすことができる『持続可能な社会』を目指し、10年後にPREXが達成したい世界、目指す姿として「PREXビジョン2030」を策定しました。
途上国の行政官や経営者、海外からの留学生や日本企業で働く外国人社員などを対象とする研修事業だけでなく、職員自身の働きがいのある職場づくりを通じた価値を提供し、関係団体と連携しながらSDGs達成に貢献します。
※PREX内に2019年、SDGs推進チームを設置

PREXとしてのSDGsの取り組み

PREXとしてのSDGsの取組み

1、研修事業を通じて

SDGs:2.飢餓をゼロ 4.質の高い教育をみんなに 7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに 8.働きがいも経済成長も 12.つくる責任 つかう責任 13.気候変動に具体的な対策を 17.パートナーシップで目標を達成しよう

1.研修事業を通じて

PREXは設立以来のべ876の研修を実施し、研修参加者累計は、途上国を中心に157カ国・地域、19000名超(2024年8月時点)となっています。
研修を多彩なバックグラウンドを持った人が集まり、相互理解を深め、新しいものを生み出す場として捉え、そのテーマは、経営管理・中小企業振興・貿易振興・投資誘致・エネルギー政策・環境・観光地域振興・市場経済化促進など多岐にわたっています。
研修員はこれら研修で学んだことを各国に持ち帰り、雇用創出、産業人材育成による技術的・職業的スキル向上、農業普及サービス向上、省エネ技術普及によるエネルギー効率改善、企業への金融アクセス拡充などに貢献してきました。

また、研修を一過性のもので終わらせず、研修をきっかけに作られた人的ネットワークを生かして、帰国研修員・同窓会メンバーとの交流の促進と成功への支援訪日研修参加者を中心に、グローバルネットワークを構築し、継続した交流と活動支援も続けています。

2、他団体との連携を通じて

SDGs:4質の高い教育をみんなに 5ジェンダー平等を実現しよう 17パートナーシップで目標を達成しよう

PREXでは、様々な団体と連携・協力して事業を実施しています。
例えばPREXの地元(大阪・上本町)で、同じ上本町にあるクレオ大阪中央(男女共同参画社会の実現をめざすための大阪市の拠点施設)様と連携。
大阪上本町を舞台に地域から発信し、SDGsについて自分たちの言葉で語り合い、学びあう場として2018年「上本町SDGs大学」を開設しました。
2019年には、「SDGsx働く」「SDGsxエコの輪」「SDGsx子どもの権利」などのワークショップを実施し、SDGsに先行的に取り組んでいる方々をゲストスピーカーに迎え、それぞれの経験について話題提供していただきました。

上本町SDGs大学のようす

上本町SDGs大学の様子

また、それをきっかけに企業、行政、地域の人びとなどいろいろな立場の参加者の間でそれぞれの経験や思い、これからの関わりについて意見交換を行いました。
今後はここを核に様々なエリア・人々が加わり、チャネル展開、地域から発信し、組織や一人ひとりができることを考える場にしていけたらと考えています。

その他にも研修事業などでお世話になっている関係者を毎年お招きして、関係者懇談会を開催。
昨年はSDGsをテーマに皆様の取組事例をご紹介いただき、それをもとに意見交換を実施しました。
また、PREXでは毎年大学からインターン学生を受入れ、国際交流に興味のある人に学びの場を提供し将来設計に役立てていただくとともに、高校・大学の生徒さん向けに、国際協力について学ぶ「国際協力理解講座」も実施しています。
*PREXは、JICA(独立行政法人 国際協力機構)より、JICAとのパートナーシップのもと、途上国の持続的な開発目標(SDGs)に取り組んでいることを評価いただき、「JICA-SDGsパートナー」に認定されています。(2020年の8月~)
「JICA-SDGs パートナー」認定が期間延長されました。 – 公益財団法人 太平洋人材交流センター PREX (prex-hrd.or.jp)

3、PREX内でのカイゼン活動と働きやすい職場づくり

SDGs:5ジェンダー平等を実現しよう 8働きがいも経済成長も 12つくる責任つかう責任

PREX職員は現在21名。
青年海外協力隊、JICAボランティアでアフリカ・中南米への派遣経験があるもの、大学で国際交流関係の研究をしたもの、関西の企業からの派遣者など多彩なバックグランドをもった人々の集合体です。
女性職員も全体の7割近くとなり(14名)、各々の経験を活かして業務に従事しており、2020年3月31日には、大阪市が女性にとって働きやすい職場環境の整備に積極的に取り組む団体に与える「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」の認定を受けました。
2020年4月28日には「女性の能力活用」や「仕事と家庭の両立支援」などの取り組みが評価され、大阪府「男女いきいき元気宣言」事業者にも認定されました。

(左)女性活躍リーディングカンパニー大阪市認証(右)男女いきいき元気宣言

また、全員参加(誰一人取り残さない)によるカイゼン活動をグループに分かれ実施しています。
それぞれが持ち寄った職場環境改善・業務改善を年間を通じて実施し、SDGsの視点でも「改善テーマ」「方策」「効果」を評価し、年度末にカイゼン大会を実施。
その成果による報奨制度も設けています。その事例を紹介します。

これまでのカイゼン活動

  • 研修員の研修ファイル・コピー用紙のグリーン調達化​
  • 研修員へ研修終了時に渡す修了書をPELP
    ※オフィスで出る不用なコピー用紙を山陽製紙株式会社に送付して修了書としてリサイクル
  • 物品資料の定量・定位置の5S活動
    →整理整頓状況を維持する「5Sパトロール」隊を結成
  • 来客コップをリサイクル容器へ
  • 効率的会議運営のため、スタンディングテーブル導入

 

効率的会議運営のため導入したスタンディングテーブル

効率的会議運営のため導入したスタンディングテーブル

働きやすい職場づくり

  • 2019年度よりフレックス勤務を導入
  • 15:00の体操 とウォーキングラリー制度による健康増進
  • 年間を通じてカジュアルエブリデー(エコ服装)導入
  • 2019年Web会議システム導入→在宅勤務での導入がスムーズに

 

Webミーティング

Webミーティング

4、職員の日常生活から

SDGs:3すべての人に健康と福祉を 7エネルギーをみんなにそしてクリーンに 12つくる責任つかう責任 13気候変動に具体的な対策を

SDGsの活動は、PREX内だけに留まりません。
職員にSDGsを自分ごととして捉え、行動変容を促すために、17の目標の中から自分が興味深いものを選択し、その目標達成に向けて自分にできる行動を『MyXX』として行動宣言し、活動する取組みを行っています。
また、その取組みついての評価や気づきをアンケートで確認、職員間で情報共有しています。
それ以外にも職員一人ひとりの生活の中で、SDGs達成につながる活動を積極的に行っています。

日常生活からの行動

  • プラスティックストロー辞退、マイストロー持参
  • マイバック持参
  • マイ箸持参
  • ノーペットボトルDAY
  • 不用品リサイクル団体への寄付
  • 再生可能エネルギーの利用
  • ウォーキング目標設定

冷(28℃)暖房(20℃)の推奨温度設定

My SDGs宣言

2024年度 職員による「My SDGs宣言」です。
職員一人一人が、がSDGs達成に向け、個人が日常の中でできることを誓いました。

 

関連記事