PREXの歴史
さまざまな「出会い」- PREXの歴史は「世界と日本の発展の歴史」-
PREXは、関西経済人の高い志と地域発展への熱い思いと関西の産学官の総意と協力により、1990年4月大阪に設立されました。
これまで32年間に延べ800コース超の研修を実施し、研修事業を通じてアジアを中心に欧州、中東、アフリカ、中南米、大洋州などの人たちとの人的交流、相互理解の促進に努めてきました。
PREX創立までの経緯
1984年、関西経済同友会が太平洋協力調査団(ミッション)を派遣しました。
その中で太平洋地区への支援のあり方を討議し、その結果は、モノや技術の移転ではなく、中堅マネージャーの育成を望むという声が多くありました。
1988年の太平洋経済協力会議(PECC)の第6回大会(日本・大阪での開催)で、当時の関西経済連合会の宇野 收 会長から「アジア・太平洋地域の途上国の人材育成に協力する機関を大阪に作る」という構想が提案されました。
途上国からは熱烈な歓迎の声が上がりました。
同年、関西経済連合会に関西の産・官・学の代表者をメンバーとする「環太平洋経営・技術交流促進機構(仮称)」設立準備委員会ならびに同幹事会が設立され、さらに設立作業部会が設置されました。
1989年関西経済連合会は途上国のニーズを把握するためにインドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン各国に調査団を派遣しました。
また、同年、関西経済連合会内に設立準備室が設けられ、企業と自治体への個別の説明と寄付の依頼が開始されました。
35億円の寄付を集め、1990年に関西経済連合会で設立発起人会を開催、4月26日に外務大臣と、通商産業大臣より設立認可を取得、財団法人太平洋人材交流センターが発足しました。
2011年4月、法律の改正により財団法人から「公益財団法人」へと移行し、現在の所管官庁は内閣府です。
主な歩み
1984年
- 関西経済同友会が太平洋諸国に調査団を派遣。
- 「今後のわが国の国際協力の重点を人材養成におくべきこと」を提言し、「経営と技術の交流センター」構想を発表。
1988年
- 第6回太平洋経済協力会議(PECC)大阪総会で、宇野関経連会長が、関西の産・官・学の代表としてアジア・太平洋地域の人づくり協力のための組織を大阪に設立することを提案。
- 設立準備委員会ならびに幹事会を設立。
1989年
- 関西経済連合会がアセアン諸国へ現地ニーズ調査団を派遣。
- 関西経済連合会事務局内に設立準備室を設置。
1990年
- 外務・通商産業省両大臣の認可を得て発足。 会長:宇野收、理事長:山田稔、副理事長:神田延祐が就任。
- 太平洋経済展望(PEO)日本委員会への助成開始。
- 機関紙「PREX NOW」日本語版創刊。
1991年
- 機関紙「PREX NOW」英語版創刊。
1992年
- シンガポール、マレーシア、インドネシアにPREX同窓会設立。
1993年
- フィリピン、タイにPREX同窓会を設立。
1994年
- 宇野会長、山田理事長退任。会長:神田延祐、理事長:井上義國、副理事長:柴田稔が就任。
- ベトナムにPREX同窓会設立。
- 機関紙「PREX NOW」中国語版創刊。
1995年
- PREX設立5周年記念事業実施。
1996年
- Webサイトを開設。
2000年
- 中国、重慶、中央アジアにPREX同窓会設立。
- PREX10周年記念事業実施。
2001年
- 神田会長退任、顧問に就任。会長:井上義國、理事長:柴田稔、副理事長:藤洋作が就任。
- モンゴルにPREX同窓会設立。
2003年
- 大阪市北区中之島センタービルから、大阪市港区築港 pia NPOに事務所移転。
2004年
- メキシコにPREX同窓会設立。
2005年
- PREX設立15周年記念事業実施。
- ミャンマーにPREX同窓会設立。
2007年
- ラオスにPREX同窓会設立。
2008年
- PREXビジョン2018策定。
- 関西財界セミナー特別賞受賞、外務大臣表彰受賞。
2011年
- 財団法人から、公益財団法人に移行。
2012年
- 大阪市港区築港 pia NPOから大阪市天王寺区大阪国際交流センター内に事務所移転。
2013年
- カンボジアにPREX同窓会設立。
2015年
- 井上会長、柴田理事長退任、顧問に就任。会長:大坪清、理事長:岡野幸義、副理事長:藤洋作が就任。
2019年
- ウェブサイトをリニューアル。
- PREX各国同窓会を「PREX Global Network」 に更新。
2020年
- PREXビジョン2030策定。
2021年
- 藤副理事長退任。副理事長:木股昌俊が就任。