【PREXリレーコラム №35】公益財団法人大阪府国際交流財団 理事長 吉川 秀隆 氏- PREX Island
日本の公的機関
公益財団法人大阪府国際交流財団 理事長 吉川 秀隆 氏
公益財団法人大阪府国際交流財団 理事長
吉川 秀隆 氏
OFIX(公益財団法人大阪府国際交流財団)理事長の吉川 秀隆です。
私たちOFIXは、大阪で暮らす外国人府民の安心・安全を守り、多様化するニーズに柔軟に対応しうる総合的なサポート機能の充実・強化を図るべく、2023年度から新たな中期経営計画に取り組んでおり、今年はその2年目にあたります。
2024年の来阪外国人数は、コロナ禍前の2019年を約14%上回る1,400万人となる見通しで、5年ぶりに過去最高を更新することが確実視されています。
また、2023年末時点の大阪府の在留外国人数も、前年末から約2.9万人増加し、初めて30万人を超えました。国籍の多様化が進んでおり、外国人が活躍できる環境を整備するため、多言語による情報発信及び相談等の支援体制の強化に積極的に取り組んでいます。
更に、今後発生が予想される大規模災害に備えて、地震などの被災経験が少なく、言葉の壁もある外国人の方をサポートするために、災害時における多言語情報提供体制の整備にも力を入れています。
さて、2025大阪・関西万博の開幕まで、あと半年足らずとなりました。
私は、当財団で初めて、民間企業の経営に携わる立場で2018年度から理事長職を担っております。私が代表取締役会長兼社長を現任するタカラベルモント株式会社は、「美」と「健康」に関わる多彩な事業を世界各地で展開しており、“世界の人々が求める普遍の価値の達成”に向け、前進し続けています。
2025大阪・関西万博においても「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」への出展参加を表明し、世界最高の舞台で、“未来のヘルスケアサロン”の展示を目指すと発表しました。
当社の経営で培ったグローバルな知見や社会への貢献に対するスピリットを、当財団が目指す大阪の多文化共生社会の実現に活かし、今後も、行政はもとよりPREXをはじめ府内関係団体様との連携を強化しながら、在阪・来阪外国人に寄り添い、安全・安心なサポートに取り組み、大阪府のさらなる国際化に努めてまいります。
- 掲載日:2024年12月6日
- 企業名:公益財団法人大阪府国際交流財団
- 氏名:吉川 秀隆 氏
- 役職・職名:理事長