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【アフリカコラム⑲】北アフリカ・チュニジアを感じる関西の2スポット- PREX Island

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【アフリカコラム⑲】北アフリカ・チュニジアを感じる関西の2スポット

またTICADの年がやってきました。
この8月に開かれる第8回アフリカ開発会議は北アフリカのチュニジアで開催されます。

アラブの春が起こった国です。
海が美しく、地中海のような気候と景色が広がるとても美しい国で、観光客も多く訪れます。サハラ以南アフリカとは違う雰囲気と歴史があります。
学歴が高い方も多くいる一方、仕事は足りておらず、ヨーロッパに気軽に出稼ぎに行ける地理的条件もあり、人材流出も課題になっています。

チュニジア情報につきましては、外務省HPをご参照ください。
チュニジア基礎データ|外務省 (mofa.go.jp)

TICAD8先駆けて、様々な機関がセミナーなどのイベントを多く開催していますのでご参照ください。私もいくつかのセミナーに出て、勉強させていただく予定です。
TICAD8 JICA Side Events

今日は、そんな会議が開催されるチュニジア文化に触れられる関西の場所を2カ所紹介します。
① DAR YASMINE (兵庫・尼崎/ その他百貨店販売)
 チュニジア雑貨/手仕事と北アフリカ物産 ダール・ヤスミン DAR YASMINE
店主の道上さんは、長年チュニジアと日本を行ったり来たりされています。
お店にはチュニジアの方の手仕事で作られた衣服・陶器・アクセサリー・食器・キッチン用品・絨毯などが販売されています。
どれもかわいくて、私はピアスとコップ、オリーブの木のまな板、ストールを愛用しています。
日本好きのチュニジア人や、チュニジア研究者、チュニジアへの日本人留学生とも繋がっておられます。
私はFacebookで普通にやりとりするほど仲良くさせていただいていますが、実は地球の歩き方なんかも執筆されており、リビア・アルジェリアなど他の北アフリカ諸国にも渡航経験がある方です。情報収集が必要な方は絶対に道上さんにコンタクトを取られることをお勧めします。

尼崎市武庫之荘の店舗の外装は、それはまるでチュニジアです。

② SAHHA(奈良)
  Home base – SAHHA
チュニジア人のIMADさんが奈良で開かれているチュニジア食材店。
奈良女子大学のすぐ近くにある古い古民家で運営されています。
お店に入るまではわからない店内の異国感。
土間のスペースに所狭しとチュニジア料理の材料やハラール食材が並べられています。
予約をしておけばテイクアウトのお弁当やその場で店主のIMADさんの故郷の味を堪能することができます。
私も奈良在住者を集めてチュニジアの代表料理「クスクス」を食べに行きました。
見た目も美しく、味もおいしいです。
自家製の香辛料ハリッサをつけると味が変化してより一層美味しくなります。

IMADさんはぼちぼち日本語もできますので、言語の心配はあまりいりません。

番外編:チュニジアオリーブ関連の活動
① アレナビオ(茨城・つくば)
  HOME | Arenabio
JICA BOPビジネス連携促進事業(2015年~2017年)、JETROアフリカビジネス実証事業(2017年)、経産省間接補助事業「飛びだせJapan! 世界の成長マーケットへの展開支援補助金」事業(2018年)を通して、チュニジアの政府機関、現地企業との強いパートナーシップを構築し、オリーブに関わる研究や商品開発・販売をされています。
私も一度オンラインですがお話を伺ったことがあります。
  
「オリーブってこんな可能性もあるんだ!」を筑波大学とも連携しながら日々発見しておられる企業様です。JICA筑波には途上国からやってきた農業系の政府職員やプロジェクト担当者が集まります。農業人材の宝庫でR&Dを行うこのような事業が起こることに可能性を感じます。
  
② Olive commune (千葉・市原市)
  Olive Commune | Facebook
千葉県いすみ市でチュニジアのオリーブを植林されているOlive Communeさん。オリーブを植えることではなく、オリーブを育てながらコミュニティを再構築してくことを目的として活動されています。
私はまだ実際には足を運んだことがありませんが、知り合いがこのプロジェクトに関わっており、ぜひ行ってみたいと思っています。

普段から意識せずにチュニジアや北アフリカに触れておられる方は、そういらっしゃらないと思います。
私も日本でチュニジア関係者の方と出会い、日本に暮らすチュニジア人に出会い、チュニジア人に育てられた友達に出会い、私の協力隊の同期がJICAチュニジア事務所で勤務し始め・・・と様々なきっかけを経て今があります。

もしご興味を持たれたけれど、1人で訪問する、オンラインでお話しするのが不安・・・という方がいらっしゃいましたら私前田にご一報くだされば喜んで同行いたします。

今回の私の記事が、皆さんの中でチュニジアにふれる、さらにはアフリカ大陸の様々な国に興味を持つきっかけになれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

*本記事に関するお問い合わせやご意見、感想は、こちらへお願いします。
prexhrd-pr@prex-hrd.or.jp

  • 掲載日:2022年8月17日
  • 氏名:前田(智)

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