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アフリカコラム⑤一緒に異文化と対峙しましょう。- PREX Island

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【アフリカコラム⑤】一緒に異文化と対峙しましょう。

皆さま。こんにちは。
PREX職員の前田です。アフリカコラム5回目です。

今日は在日アフリカ人主催の会を企画・準備する中で感じていることをシェアします。

仏語圏出身の在日アフリカ人2名と日本人3名をコアメンバーとして、月に2回、Discover Africaという在日アフリカ人が自国の魅力を伝えるオンラインの会を続け、今年は西アフリカ8カ国を特集してきました。
総集編はこちらからご覧いただけます。
https://www.facebook.com/watch/?v=1015289202321582

日本人の間でも同じですが、ところ変わればやり方や、価値観、当たり前が違います。
なので、この会の準備ミーティングでも度々ぶつかります。
私たちは、主に英語で会議をしています。
お互い母語ではない言語を使用するため、言葉の壁で理解しきれない、言葉の定義が違う等で、意見が食い違うことはよくあります。
「日本はホウレンソウ大事にしすぎ」と言われたこともあります。
彼らの国ではもっと個人に裁量を持たせて仕事をするようです。
私は「ゲストや参加者に失礼のないように、間違いのないようにちゃんとしなきゃ」という気持ちが強く、「もっと確認をしながら進めた方がいいのでは?」と思う部分でも、「それより走りながら考えろ」と諭されることもよくあります。逆にアフリカ人の慎重さや派閥争いに、もどかしい思いをすることもありますし、理解しかねるときもあります。

多様な人々とプロジェクトをする上でぶつかるのはここなのではないでしょうか。
お互いの文化やルールを知らないがために誤解が発生して、この人たちは何を言ってもダメだ、ここでできることはない、そしてせっかくの可能性が逃げていく。
ぶつかって初めて生まれるアイデアもあります。
文化とビジネスは切っても切れない関係だなと思います。

だから、アフリカ、そして西アフリカという日本から最も離れた場所で、日本と西アフリカの文化とビジネスに向き合っていらっしゃる5名の方々をお迎えして、12月16日(木)に、こんなイベントを開催させていただくことになりました。
https://discoverwestafricamasterclass.peatix.com/

メインプレゼンターは昨年度、PREXシンポジウムにて基調講演をいただきました、京都精華大学学長のウスビ・サコ氏です。
https://www.prex-hrd.or.jp/prex_island/2719/

業種も、国も、関わり方も、ぶつかる問題も、全く違う方々と出会えるまたとないチャンスですので、ぜひご参加ください。

また、来年から、Discover Africa各国紹介は毎月第4週目の日曜日の夜に行います。 イベント情報はこちらのFacebook pageにて更新されますので、チェックいただけますと幸いです。
https://www.facebook.com/ADNJ2020

一緒に異文化と対峙しましょう。

  • 掲載日:2020年12月3日
  • 氏名:前田(智)

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