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【アフリカコラム⑪】私の第二のふるさとからの研修員を受け入れました!- PREX Island

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【アフリカコラム⑪】私の第二のふるさとからの研修員を受け入れました!

PREXの記事や、e-tocoをご覧いただいいている方は、ご存知かと思いますが、アフリカ紹介コーナーを担当させていただいている私、前田は、JICA海外協力隊で2度セネガルに滞在しています。

PREXのウェブサイト
私が大切にしている国。セネガル。 | 公益財団法人 太平洋人材交流センター PREX (prex-hrd.or.jp)

e toco_#7 – YouTube 2021年2月10日(水) ライブ配信
世界を繋ぐ人材って? ~PREX職員編③~

セネガルは私の第二の故郷です。
そのセネガルから2021年6月21日~7月9日(3週間)に開催された遠隔研修「JICA投資促進のためのキャパシティ・ディベロップメント(A)」に参加者がありました。
私が関わった研修にセネガルの方が参加されたのは初めてでした。

自分が知っている国であるだけに、とても楽しみでした。

上記研修では、研修の最終成果として、各研修員がこれから投資を呼び込みたいプロダクトを1つ選び、どうして自国に、その産品に、投資する価値があるのかを発表します。
セネガルからの参加者はあるフルーツを選びました。

国内外の統計データや農業研究機関の論文等を情報源として、研修で得た学びも活用した資料作成をされ、国外の方が知りえない情報も含まれたとても貴重な発表でした。
現地の方にお話を聞くだけでは知ることができなかった1つの果物の裏側にある複雑なサプライチェーンについても知ることができ、仕事を忘れて聞き入ってしまいました。

が、その一方で、「本当かな?」と思うお話もありました。

私が現地に住んで体験し、感じたものと発表には少なからず乖離がありました。
現地の感覚がなければ、生まれてこない質問もわいてきました。
この感覚は、これまでの研修員に対してはないものでした。

理論を現場の経験で、または、現場を理論で疑うことで、より精度の高い、相手に寄り添える情報となるという確信を彼女が与えてくれました。

日本企業の営業部と技術者も、このように新商品開発や、ビジネスを拡大されるのでしょうか?

セネガルが大好きだからこそ、今回ご参加いただいたセネガル人研修員の方とは、批判的思考で、一度時間をかけて議論をしたいです。
また、コロナが落ち着き、もうすこし自由に旅ができるようになったら、過去の研修員のアクションプランをもう一度読み、現地を訪れ、自分なりの解釈をもって、研修員にも疑問をぶつけてみたいです。

理論と現場を組み合せた先にお互いにどんな高みが待っているのでしょうか。

実現した暁には、皆様に再度報告させていただきます。

  • 掲載日:2021年7月29日
  • 氏名:前田(智)

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