世界は人で、できている。
HOME > PREX island > 第12回 上本町SDGs大学「くらしの中で伝える!おとなが知っておきたい性教育」を開催しました。

第12回 上本町SDGs大学「くらしの中で伝える!おとなが知っておきたい性教育」を開催しました。- PREX Island

PREXスタッフ SDGs
第12回 上本町SDGs大学「くらしの中で伝える!おとなが知っておきたい性教育」を開催しました。

みなさん、「性教育」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?
多くの皆さんは「よく分からないなぁ」と感じるのではないでしょうか?

実は私自身、よく分からないなぁと思っていました。
なぜなら、性教育という教育を正式に受けたことがあったかどうか、よく覚えていないからです。

今回は私と同じように性教育に関して「漠然としていて、よく分からないなぁ。」と感じていらっしゃる方や、子どもがいる方からは「大切な教育だとは分かるけれど、自分の子どもにどう伝えたら良いのか難しさを感じている。」などといった理由で参加されている方がいました。

近年、望まない妊娠や性犯罪に巻き込まれる若い世代が増えていることを受けて、
「性教育」への関心が高まっています。

今回の上本町SDGs大学では、各国の教育機関・医療機関で学びを深め、日本で「性教育」の普及に取り組む一般社団法人ソウレッジの鶴田七瀬さんを講師に迎えました。

鶴田さんからの講演を通じて、性教育の実情や大切さを学んだ後に、グループに分かれてボードゲームを行いました。
このボードゲームでは、人生の中で起こる可能性のある様々な性課題に対して、皆で考えていること共有しながら、スゴロクのようにゲームを進めていくものです。

ゲームを始める前に講師の鶴田さんから「言いたくないことは言わなくても大丈夫。気分が悪くなったらいつでも退出、休憩可能です。」といった呼びかけもあり、安心してゲームに取り組むことが出来ました。

ゲームを通じて、「アウティング」や「マイクロアグレッション」といった知らない言葉に出会ったり、世代の違った人達と共通の話題について話すことで、互いの認識の違う部分に気づいたりと、非常に充実した時間になりました。
そして、「性教育」について考えるときは、相手の立場に立って考えるという基本的な事がとても大事である。という気づきを改めて得ました。
※アウティング:本人の了解を得ずに、他の人に公にしていない性的思考を暴露する行動
※マイクロアグレッション:マイノリティに対する侮辱や差別的な言動

「性」に関する話は、口に言い出しにくいことだからこそ、言わなければ中々伝わらないことですよね。

今回の上本町SDGs大学では、皆が安全に暮らしていくために必要な「性教育」について、参加頂いた皆さんと話を共有して、理解を深める時間をつくることが出来たのかなと思います。

「性教育」に関心を寄せられた方は是非、ソウレッジさんのホームページをご覧ください。
Sowledge
ここまでお読みいただきありがとうごいます。

  • 掲載日:2022年7月12日
  • 研修名:上本町SDGs大学第12回
  • 氏名:児島
  • 役職・職名:国際交流部

関連記事