上本町SDGs大学「LGBTQ視点で職場を変えよう!」を開催しました。- PREX Island
PREXスタッフ SDGs
第6回 上本町SDGs大学を開催しました。
2020年12月16日、第6回上本町SDGs大学をクレオ大阪中央と共催で開催しました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、今回は初めてzoomを使用したオンラインでの実施となりましたが、当日は、27名の方にご参加を頂きました。
今回は、「LGBTQ視点で職場を変えよう!」をテーマに、認定NPO法人虹色ダイバーシティ代表村木真紀様よりお話をいただきました。
前半は、村木様よりLGBTQ当事者が日本で置かれている現状(自治体のパートナーシップ制度など)や、LGBTに関する社会的課題について、お話を伺いました。
その後、各グループに分かれて、LGBTQハラスメントのない職場づくりのために取り組んでみたいことをディスカッションしました。
すでに参加者の職場で取り組まれていることのシェア(アンケートの性別の欄を男女以外の選択も行えるようにするなど)や、具体的に今後取り組めることの例のシェア(LGBTQについての研修を受ける、認証制度などを取得する、企業が履歴書などから性別欄や写真の欄を外すなど)をすることができました。
皆さんは、これまでにSOGIE(ソジー)という言葉を耳にされたことはありますか。
私にとっては今回、上本町SDGs大学のテーマが「LGBTQ視点で職場を変えよう!」となり、初めて出会った言葉でした。
SOGIEとは、Sexual Orientation, Gender Identity and Gender Expressionの頭文字をとったものだそうです。
何が差別や偏見の「要因」になっているか、を考えるための言葉だそうです。
「Sexual Orientation(好きになる相手の性別)」、「Gender Identity(自分自身の性をどのように認識するか)」「E (Gender Expression)(見た目や服装などで自分自身をどのように表現するか))」を意味しています。
LGBTQという言葉が、カテゴライズされる言葉である一方で、SOGIEはすべての人に当てはまる言葉です。
LGBTQとカテゴライズしてしまうのではなく、SOGIEという全員と関係がある言葉で表現することで、誰もが当事者となって考えることができると思います。
今回のテーマは、「LGBTQ視点で職場を変えよう!」でしたが、最後に村木さんがおっしゃっていた言葉がとても印象的でした。
「言いにくいことが言える職場は、LGBTQに限らず宗教のことや病気のことといった他のことも言える職場です。LGBTQの視点を活かすこと、よりマイノリティの目線で考えることは、そこに所属しているすべての人が心地よくなることにつながります。できそうなことをためらわず、試してみてください」
PREXでもできうるところから、実践してみたいと思います。
次回の上本町SDGs大学は2021年2月5日(金)「SDGs×環境~自然と共に生きる観光地バリから学ぶ~」です。 一般社団法人アースカンパニー藤本亜子様よりバリからお話いただきます。ご興味のある方はぜひご参加ください。
申し込みURL
- 掲載日:2021年1月8日
- 研修名:上本町SDGs大学第6回
- 氏名:狭間