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「外国人×SDGs」気づいて想って繋がろう- PREX Island

PREXスタッフ SDGs
第11回上本町SDGs大学「会社も学校も教えてくれない外国人の現場のウラ側~外国人×SDGsで大切なたった一つのこと~」を開催しました。

少し想像してみてください。

今、あなたは、ベトナム北部のノイバイ空港に到着しました。初めての土地にワクワクすると共に少しの緊張を感じます。仕事先のロン・ビエンまではタクシーで向かう必要があります。いざタクシーに乗り込みますが、英語も日本語も通じません。準備してきた「ロン・ビエンへ行きたい」という意味のベトナム語を読みますが、発音が違うのか、運転手は怪訝な顔をしています。不安で冷や汗が止まりません。さあ、あなたはどうしますか?

皆さんも一度は経験したことがありませんか?外国を訪れる際、移動に一苦労しますよね。そう、お気づきの通り、これは日本にいらっしゃる外国人にとっても頻繁に起きていることです。

先日開催された上本町SDGs大学では、講師の池野さんのナレーションで、各自がこの「外国人である時の気持ち」を追体験することから始まりました。

冒頭の追体験は初めて降り立った時の例ですが、他国に長期間住もうとするといろいろな悩みがつきものです。池野さんが日本に長期間住んでいる外国人の皆さんの困りごとを紹介してくださいました。「公的機関に相談しようにもどこに相談すればよいかわからない、多言語もしくはやさしい日本語での情報発信が少ない、病院で症状を的確に伝えることができない、日本語教室などの受講料金が高い」などです。

日本には2022年3月現在282万人の外国人が暮らしているそうです。だいたい日本の人口の2%を占めます。つまり50人に1人が外国人ですね。在日外国人の同僚や友人が少ない方は意外と多いと思われるかもしれませんね。私も想像より多いと思った一人です。

日本には想像以上に外国人が住んでいて、想像以上に私たちの生活の基盤を担ってくださっているようです。例えば、よくニュースで登場する「技能実習生」。技能実習制度には以下のような職種と作業があるそうです。

おそらく細かすぎて読めませんね。池野さんが見やすくわかりやすく表示してくださいました。

お気づきの通り、技能実習生は農業、建築、食品・製品工場などあらゆる場所で働いていることがわかります。「私たちの衣食住そして豊かな生活は日本人だけでなく外国人の手でも作られている」と改めて感じた講演でした。

そして、参加者の方々からは、「外国人の友人や困っていそうな人にもっと気軽に声をかけようと思う」「外国人住民が必要とする情報を伝えたい」「外国人同士・外国人と日本人の交流の場を活性化させたい」といった声が挙げられました。

今回は外国人支援に関心の高い方が集まってくださいましたが、国際交流関係、看護関係、教育関係、学生さんなど多様な職種の方々がおられたため、「自分が想像している以上に困っていることがあると気づいた」「こうやって真剣に外国人支援を考えている人がこんなにもいるんだと気づけた」と新たな気づきとモチベーションを得てくださったようです。

一人で社会を変えることはできませんが、仲間ができれば少しでもできることは増えます。

日本で働く人学ぶ人暮らす人の悩みに気づき、その人たちのことを想い、そして想う人たちが繋がって社会を変えていこうねと想いを新たにする、そんな場だったように思います。

池野さん、参加者の皆さま、この度は貴重な機会をありがとうございました。

第11回上本町SDGs大学概要
日時:2022年3月4日(金)
タイトル:会社も学校も教えてくれない外国人の現場のウラ側~外国人×SDGsで大切なたった一つのこと~
ゲストスピーカー:池野真史さん(株式会社ワールディング コンサルタント)

  • 掲載日:2022年4月14日
  • 研修名:上本町SDGs大学第11回
  • 氏名:奥村
  • 役職・職名:国際交流部

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