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②パネルディスカッション~PREXシンポジウム2019~- PREX Island

SDGs
パネルディスカッションの概要:世界とシェアする日本の未来

前半の基調講演に続く、パネルディスカッションでは、「日本は、SDGsが注目される今、どうすれば世界と未来をシェアできるか」をテーマに、パネリスト各氏から、技術移転、フェアトレード、伝統産業、教育等の視点から経験を紹介いただきました。
そして、コーディネーターの高橋氏からの問いかけに対し、自分と社会を変えることの難しさや、個人・企業・社会、そして日本が、どう変わっていくのがよいのか等、未来に向けた意見が出されました。

世界で何が起こっているのか?何を自分たちは考えているのかをもっと共有してほしい。

国連工業開発機関(UNIDO)の東京投資技術移転促進事務所 次長フェルダ・ゲレゲン氏は、ESGやSDGsへの貢献を出発点に おいた企業活動の事例等をご紹介いただきました。
「日本人はも う少し世界にオープンになることが大事だと思うんですよ。世界 にオープンになって、まず世界でなにが起こっているかフォロー しなければいけないと思います」と会場に語りかけられました。

世界や未来のことを自分のこととしてとらえることが大事だと思います。

株式会社福市の代表でセレクトショップLove&senseを率いる新しい時代のフェアトレードのリーダー高津玉枝氏からは「世界のことも100年後のこともすべて私と繋がっている。
日本には、歴史を見ても循環経済の知恵があって、それをシェアすることで世界に貢献できることがあるのではないか」と、未来への思いをお話しいただきました。

挑戦し続けたからこそ、伝統と呼ばれるまで続いているのです。

和傘や和紙を使った照明等の作り手で、株式会社日吉屋5代目 当主、西堀耕太郎氏からは、デジタル化するグローバル世界の中 で、アナログ職人が提供できる価値について、TCI研究所という ラボでさまざまな中小企業のアドバイスを手掛ける立場からも お話しいただきました。
「伝統は革新の連続。今までと違うことにチャレンジしないとイノ ベーションは生まれない」という信念と行動力に共感された方が大勢いらっしゃいました。

  • 掲載日:2019年5月26日
  • 氏名:高橋 基樹氏,フェルダ ゲレゲン氏,高津 玉枝氏,西堀 耕太郎氏
  • 役職・職名:高橋 基樹氏(京都大学大学院)
    フェルダ ゲレゲン氏(UNIDO東京投資・技術移転促進事務所 次長)
    高津 玉枝氏(株式会社福市 代表取締役)
    西堀 耕太郎氏(株式会社日吉屋 代表取締役)

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