国際化を支えるダイバーシティの実現を①:人権とビジネス- PREX Island
日本企業の方々 SDGs
SDGs/ESGから考える外国人技能実習制度①:ワールディングの池野真史です。
株式会社ワールディングが考える外国人技能実習制度
ワールディングは、日本型の多文化共生社会、誰もがどんなステージでも安心して活躍できる社会の創造をビジョンとし、海を越えて挑戦する企業と外国人材を応援しています。
2013年に創業し、東京に本社、大阪と名古屋に支社、ベトナム・ハノイに拠点があります。
事業としては、外国人の受け入れ企業、監理団体や登録支援機関といった、外国人技能実習生・特定技能外国人を監理・支援する団体、業界団体・地方自治体を対象に、仕事から語学・生活まで外国人材に関わるあらゆる課題に対する支援を行っています。
外国人技能実習制度について考えるとき、現在約40万人が日本に在留していていろいろな職種がありますが、私たちの生活に密着している産業で働いていることを大前提として考えなければなりません。
この人々がいなくなったらどうなるのか、また国際的な移動先として日本が選ばれてるのかという視点も必要です。
企業にとって、人権とビジネスはサプライチェーン上の話なので社内に限った話ではありませんが、外国人材の活用という視点で言えば、今自分たちの企業がどの段階にいるのかを確認することが大事です。
もうすでに外国人、例えば外国人技能実習生を雇用しているのか。
そうだとしたら、労働環境や採用フロー上法令違反やブローカーに法外な手数料を徴収されたりしていないか。
そうした人権侵害行為を受けていないかヒアリングをできているのか。
ほかの企業は何をやっているか情報収集しているか。
外国人材と働く従業員、そうではない従業員がどれくらい外国人材雇用について理解しているか。
社内の外国人材の活用における意識の変革と課題の把握がまずは重要です。
人権は、「権利」という概念で難しく抽象的にとらえられがちですが、経営者から現場で働く方まで、全員が「多様な人がいかに活躍できる環境を作るか、そのために何をするか」を具体的に考える機会を作ること。
これがまず企業単体、個人としてできることだと思います。
(株)ワールディング 池野 真史さんロングインタビューはこちらから
第11回「e-toco(えーとこ)」は下記画像をクリック
配信日:2021年6月17日(木)
タイトル:「SDGs達成/ESGから考える 外国人技能実習制度①」
ゲストスピーカー:(株)ワールディング 池野 真史さん
- 掲載日:2021年11月21日
- 企業名:株式会社ワールディング
- 氏名:池野 真史氏
- 役職・職名:コンサルタント