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【私が紹介したい国⑤ヨルダン】今回は、児島職員がヨルダンを紹介します。- PREX Island

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私が紹介したい国。ヨルダン。

皆さん、ヨルダンのイメージってありますか?

学校の校庭を思い出して下さい。
砂地がイメージできますか?
その砂地が国土の8割を占めています。

水源は乏しく、空気は乾燥しており、夏は日差しが強く、冬は凍えるほど寒いです。
殺風景な国だと思いましたか?
いえいえ、それは景観だけです。
砂地の国土の中に街が点在し、そこには砂の色をした建物がそびえ、食べ物や雑貨が並ぶ市場があります。
店主が道行く人に叫ぶような声で物を売り、客も負けんとばかりに大声で値段や品物の交渉をします。
子どもの笑い声、鳴りやまない車のクラクション音、街は大変騒がしく元気いっぱいです!

今回はそんなヨルダンで生活する難民の人々のお話をしたいと思います。
ヨルダンは国民一人当たりの難民受け入れ数が世界第2位の難民受け入れ大国で、パレスチナやシリアなどの周辺地域から多くの人々が逃れてきます。
つまり、自分の国で苦しい経験をした人々の多くがヨルダンで生活をしています。
私はそんな難民の方々にお会いして、対話を重ねました。
実際の彼らの暮らしは非常に厳しく、生活を支える国際援助も頼りになりません。
支援を得ることが出来ない難民の方も多くおり、どれだけ大変な生活をしているのか私の想像力では追いつきません。
しかし、彼らはなんとか生活を続けています。
どうやって!?

その答えの1つが、「みんなで助け合っている」からだと私は思います。
彼らは食事を分け合ったり、子どもの面倒を見合ったり、家族や友人、時には地域の人と助け合って生活をしていました。
私は、みんなで支え合う力の大きさ、そして優しさを目の当たりにしました。
「困ったときはお互いさま」。日本には、こんな言葉があります。
コロナ渦で厳しい生活が続きますが、みんなで助け合って踏ん張りましょう!

学生時代に日本国際民間協力会(NICCO)でインターン生として活動し、シリア難民の支援のため3カ月間をヨルダンで過ごしました。

国際交流部 児島

  • 掲載日:2021年7月22日
  • 企業名:PREX
  • 氏名:児島
  • 役職・職名:国際交流部

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