【私が紹介したい国③ドミニカ共和国】今回は、山内職員がドミニカ共和国を紹介します。- PREX Island
PREXスタッフ
私が紹介したい国。ドミニカ共和国。
- ドミニカ共和国
- 日本語学校の行事:運動会
- 日本語学校の行事:盆踊り大会
「どこにある国やったっけ?・・・アフリカ??」
国際交流部山内です。
PREXに入局する前に、JICAの日系社会青年ボランティアとして、ドミニカ共和国に滞在していましたが、派遣されることが決まったと伝えたとき大半がこんな反応でした。
ドミニカ共和国はカリブ海でキューバの次に大きな島国で、1492年にコロンブスが上陸。
その後、スペインの初の植民地として現在の首都、サントドミンゴが建設されたという歴史があります。
野球が人気でメジャーリーガーを多く輩出しているので、野球ファンの方はドミニカ共和国といえば野球とすぐに思い浮かべられるかもしれません。
以前から関心があった日系社会ボランティアに応募したのは、勤めていた会社の事業所が廃止になってしまったことがきっかけでした。
学生の頃から中南米の歴史や文化に興味があり、まだ訪れたことがない南米大陸への憧れがあったのですが、派遣先はカリブ海に浮かぶ島国、ドミニカ共和国。
これも何かのご縁と、2年間この国の空気を目一杯吸い込んできました。
私が活動したのは日系人子弟のために設立された日本語学校で現地の先生方と一緒に学校運営に携わりました。
戦前戦後かけて国策として実施された中南米への移住。 ブラジルやペルーなど南米の国を思い浮かべる方が多いかと思いますが、カリブ海に浮かぶドミニカ共和国にも1954年から移住が開始され、海を渡った方々は多分に漏れず数々のご苦労、困難を経て今ではすっかり現地社会に根を張っておられます。
次世代にも日本の文化や日本語を大切にする心を持ち続けてほしい、というおじいさん、おばあさんやご両親の思いに少しでも役立てれば、と自分が持っているものは全て子供たちに伝えてきたつもりです。
1年中半袖で過ごせる気候が影響してか、いつも明るく朗らかで、ストップをかけなければ永遠に喋り続けているのでは?というほどおしゃべり好きなドミニカ人の性質も持ち合わせた子供たちが、将来日本とドミニカ共和国の架け橋となってくれることを楽しみにしています。
「カリブ海の島国やったね。」
私がドミニカ共和国に行ったことがきっかけで、家族、友人、知人がこの国がカリブ海にあること、そしてそこにも日系社会があることを知って、関心を寄せてくれました。
美しい海に囲まれたこの国のことを少しずつでも紹介することで、ドミニカ共和国でお世話になったたくさんの方々への恩返しの一つになればと思っています。
(国際交流部 山内)
- 掲載日:2021年1月5日
- 企業名:PREX
- 氏名:国際交流部 山内