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【PREXオンラインカフェ「e-toco(えーとこ)」】#8:「世界を繋ぐ人材とは? JICA海外協力隊員の可能性と帰国後の活躍事例」①- PREX Island

日本の公的機関
etoco#8:JICA関西 海外協力隊 相談役の津田です。

グローバルな課題解決力はどこにいても応用できます。

JICA関西 海外協力隊 相談役の津田昌二さんをゲストに迎え、海外協力隊について、帰国後の様子、どうすれば企業の皆さんが出会えるのか?などを伺いました。

津田昌二さんとの対話

PREX

協力隊の皆さんは、途上国では具体的にどんな活動をするのですか?

津田さん

業務内容や職種は多岐にわたります。
医療や衛生分野、環境や教育分野、コミュニティ開発という現地の人々の生活向上のために現金収入につながる仕組みづくりなどもあります。
2年間の活動の中で、現地の方と同じ目線で同じ生活をしてニーズを探りながら活動をする、現地の状況を見極めてできることを自ら考えて行動します。
そこには日本人もいなくて、言葉も文化も異なる土地で自ら考えて物事を進めなければいけません。
ですから、バイタリティやストレスへの耐性、そして推進する力がつきます。

PREX

2年間の活動から帰国した後の皆さんはどういう進路ですか?

津田さん

海外での経験を社会に還元するというのもミッションです。
それぞれの人の次の人生に活かしてもらうことが重要です。
ですから、海外活動に限らず、様々な課題に向き合って解決する力を日本や国際社会に発揮してもらいたいと思っています。
帰国後8割は就職を希望していますが、就職先は国連など国際機関や日本の地域おこし協力隊、自治体や教育機関、民間企業の海外事業など多岐にわたっています。
2年間の活動を通して活躍の可能性を蓄えて帰国しますから、「こんなことをやりたい」という思いを聞いて具現化するのも私の仕事です。

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そんな魅力たっぷりの皆さんとはどんな形で出会えるのでしょうか?
企業の方が採用したいと思ったらどうすればよいですか?

津田さん

私たち「相談役」が各地域にいて、企業の皆さんと協力隊経験者をおつなぎする架け橋となっていますので、まずは問い合わせていただきたいと思います。
JICAの青年海外協力隊事務局人材育成課も窓口となっています。

また、年に数回ですが、協力隊経験者と企業や自治体の方との交流会も実施しています。
最近はオンラインで開催しますので、そこに参加いただくことで採用に繋がる可能性もあります。
交流会に参加していただけたら協力隊経験者のこともより深く知ることができ、採用のきっかけにもなると思います。

実は2020年12月からJICAは「無料職業紹介事業」を始めていて、外国人材受入等多文化共生、地方創生などで、自治体や公的団体・NPOなどからの求人を協力隊経験者へ紹介することも行っています。

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中小企業とのつながりはありますか?

津田さん

人材に関しては、採用に加えて「JICA海外協力隊(民間連携)」という仕組みがあって、企業に籍を置きながら途上国でのボランティア活動を通して、グローバルな視点や資質を備えた人材を養成するという制度があります。
実際に関西の企業でも、現職の社員さんがこの制度を活用して途上国で活動をされて、その経験が海外拠点の運営などに役立っているという事例もあります。

関西の企業の活動事例はこちらから

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最後にメッセージがあればお願いします。

津田さん

このe-tocoの理念もそうですが、企業と人材を「つなぐ」、外国人と日本企業を「つなぐ」架け橋になるという点で協力隊経験者が活躍できるはずです。
「グローバル」という言葉から海外での活動をイメージされると思いますが、地球規模の課題は国内の課題に共通する面もあります。
海外での課題を解決する力は世界でも国内でも、どこにいても活用できます。
そういう点からも海外に限らず、国内でも活躍できる人材が協力隊経験者と言えるのではないでしょうか。

  • 掲載日:2021年7月21日
  • 企業名:JICA関西
  • 氏名: 津田昌二氏
  • 役職・職名:海外協力隊 相談役

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