PREXベトナム人リーダー育成研修 4つの学び- PREX Island
PREXスタッフ
PREXベトナム人リーダー育成研修のプログラムの流れ
PREXベトナム人リーダー育成研修とは?
日本企業で働くベトナム人社員が、リーダーとして力を発揮できるように、国内外の拠点の運営管理や、外国人の社員が理解しにくい日本企業の経営の根底にある考え方について学ぶ10日間の研修です。
学び①:経営理念
経営理念とは何か、なぜそれが重要なのか
【導入】
研修初日には、オリエンテーションや課題設定を行い、参加者の現在の課題や問題意識に基づいて、研修で理解すべき切り口を設定します。
研修の中核となる部分は、
①経営理念
②カイゼン
③組織管理
④人材育成
の4つをテーマとしています。
一番の特徴は、講義だけでなく、体や手を動かして体験的に理解する演習、また、それぞれのテーマに応じた企業への訪問という組み合わせです。
写真は、愛と感動のビルメンテナンスの株式会社ベルを訪問した際の様子です。
(「経営理念」の訪問先として)
経営理念について参加者の感想
- 会社の存続には、経営理念が不可欠!
- 従業員全員が経営理念について理解することが必要だとわかった!
会社に帰ったら、みんなに伝えたい。
学び②:カイゼン
カイゼンと5S、品質管理の基本
座学で学習した内容が、実際の企業ではどのように実践されているのか、またそれぞれリーダー(経営者や幹部)がどのように考え行動しているかを現場で学びとることで、より深く理解することを目指しています。
会社では、なぜ経営理念が大事なのか、なぜカイゼン活動をしているのか、ということをベトナム人社員の皆さんが十分に理解できる機会も限られると聞きます。
この研修に参加し、理念や活動のもつ意味を考えてもらい、自らの目標をもってカイゼン活動にも取り組めるようになります。
写真は、全員参加による3S活動の株式会社山田製作所を訪問した際の様子です。
(「カイゼン」の訪問先として)
カイゼンについて参加者の感想
- 一人一人が意識をもって、全員でカイゼンに取り組むことが大切だとわかった。
- 「なぜ?」という質問を繰り返して問題を解決したい。
学び③:組織管理
組織管理、給与だけに頼らないモチベーションづくり
すべてのプログラムにベトナム語の通訳を入れることで、ベトナム人社員の皆さんが安心して自分の課題や疑問について、確実に理解できることを目指します。
また、研修期間中はPREXのスタッフが同行し、皆さんが安心して参加し学べる環境も提供しています。
写真は、全社員で5S・カイゼン・QCサークル活動に取り組む株式会社太洋工作所を訪問した様子です。
(「組織管理」の訪問先として)
組織管理について参加者の感想
- チームワークのメリット、大切さを十分理解した。
相談したり意見を出し合ったりして、問題を解決したい。 - お金のためだけでは続かない。
目標達成には、プロセス管理が重要。
活動を評価しサイクルを回せるようにしたい。
学び④:人材育成
企業における人材育成
最終日には、研修を通じて学んだことを確認・整理するとともに、今後の目標についてまとめます。
そして、勤務先の上司や社長が参加する場で、研修を通じて学んだこと、これから取り組みたいことや抱負を発表します。
「経営についてまた、研修参加者は、ベトナム人だけでなく全員に伝えたい」
「自らの目標は自らが作る」
「カイゼンに真面目に根気強く取り組みたい」
「みんなのモチベーションを上げられるようリラックスした職場環境、創造的な労働環境を作りたい」
等を発表してくれました。
写真は、研修最終日に、研修参加者が会社でのカイゼンや人材育成のアクションプランを発表する様子です。
人材育成について参加者の感想
- 社員に高いモチベーションで働いてもらうことはリーダーの役割。
長期的な視点を持った人材育成や教育計画が必要。
リラックスできる職場を作っていきたい。
- 掲載日:2023年2月20日
- 研修名:PREXベトナム人リーダー育成研修
- 氏名:PREX佐賀、荒木