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さばえSDGs推進センター インタビュー記事1:市民みんなでお出迎えおせっかい?いいえ、おもてなしです。メガネの街、鯖江へようこそ!- PREX Island

SDGs
インタビュー記事1:メガネの街、鯖江へようこそ!鯖江市の特徴や鯖江市民の特質などについてお話します。

メガネ好きの間ではもちろん、今や全国的に知らない人はいないといっても過言ではないほど、メガネの製造産地として有名な鯖江市。
名が知られているのはメガネだけにとどまりません。
SDGs達成に取り組む鯖江市は、2019年にSDGs未来都市と自治体SDGsモデル事業に政府から認定されており、全国の自治体の中でもトップを走っている自治体の一つです。
まずは鯖江市の特徴や鯖江市民の特質などについて、さばえSDGs推進センターで働く関本所長とサマンサさんに伺いました。

ものづくりの街 鯖江

【関本所長】
鯖江市は、人口7万人弱の市です。
鯖江市の特徴を一言で表すと「ものづくりのまち」と言えます。
1905年から続くメガネのフレームの国内生産シェア率は9割を誇っています。
メガネの製造産地として知られていますが、鯖江市の産業はメガネだけではありません。
繊維産業や越前漆器の産地でもあります。
主に業務用の製品を製造し、時代の変化に合わせて製品をアップデートし、これまで生き残ってきました。
このような地場産業があることが市の強みです。

鯖江の魅力はやっぱり「人」!

【サマンサさん】
鯖江市が他の地域と違うな、と思うところはやはり「人」だと感じています。
鯖江市民の皆さんは、私のように外から来た人(サマンサさんのご出身はカナダ)も大歓迎してくれますし、どんな提案でも実現に向けて前向きに考えます。
鯖江市民は、地域に誇りを持っていて、よりよい鯖江になるように常に新しいことに挑戦しているイメージがあります。
また、コンサートなどのイベントが行われる際には市民ボランティアグループの皆さんが駅から会場まで道案内をしたり、メガネのモニュメントの前で写真を撮りましょうかと声をかけたりしています。
実は所長もボランティア活動に参加しているんですよ。

【関本所長】
今サマンサが言ったように「鯖江おせっ会もてなし隊」という市民ボランティアグループに私も参加していますが、発起人は「女性」です。
この会では、JR鯖江駅前に陣取って、サンドーム福井のライブにくるお客様に、サンドーム福井までの道案内やおいしい食べ物の紹介、さらにはめがねモニュメントの前での写真撮影など、頼まれてもいないのにサービスとして提供しています。
おもてなしを通り越して、少しおせっかいな活動をするボランティアグループです。
市民自らが、「鯖江を訪れた人に鯖江好きになってもらおう!」と思って活動しているところが鯖江市の魅力・よいところだなと思っています。
ウェルカムな市民性が培われたきっかけだと思う出来事は、1995年に体操の世界選手権を鯖江市で実施したことです。
当時はアジアで、そして人口7万人弱の地方都市として初めての世界選手権開催でした。
当時私は、市役所の職員として携わっていて、正直実現できるのかな?と不安に思うこともありました。
ですが、絶対に成功させるために行政と市民が一丸になって実施し、それが今後も市政に関わろうという市民の自信や今につながるウェルカム精神の始まりになったのではないか?と思っています。

ここまでのインタビューの感想

街の魅力は住む人で決まると思いますが、まさに鯖江市は住民が自分が住む街に誇りをもって行動ができる理想的な街だということを教えていただきました。
そんな魅力あふれる鯖江市は地方都市でありながら国際的な活動にも早くから取り組みを行っています。
鯖江市のSDGs未来都市認定までの歩みとさばえSDGsセンターの概要についてお話を伺いました。

次のインタビュー

インタビュー記事2:さばえSDGs推進センターの多岐にわたる活動について

  • 掲載日:2023年2月14日
  • 氏名:PREX SDGs推進チーム