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コロナに負けない④学生が学ぶのは ロジカルシンキング。- PREX Island

日本の専門家
阪南大学 国際観光学部 教授 清水 苗穂子氏②

清水ゼミは、企業、公官庁と共同研究をメインにしています。

「観光」と言えば、「地域観光」を取り上げる先生が多いのですが、いろんなゼミがあったほうがよいと思い、自分が企業出身(近畿日本ツーリスト)なので、企業が抱えている問題を企業と協力しながら解決していくことをゼミのテーマにしようと思いました。
学生と接することは、ほんとうに面白い。
自分に自信が持てない学生もけっこういますが、なんとか自信をもってもらいたい、いろんなことを体験することで自分の良さ、能力に気づいてもらいたい。
そんな思いでゼミ活動を行い、また学生の良いところをどんどんほめるようにしています。

これまで、株式会社Peach Aviation、株式会社エイチ・アイ・エス、タイ国政府観光庁と共同研究を行ってきました。
コロナウイルスのために企業の方と直接ミーティングをすることができず、また毎年行っているタイ・バンコクへのスタディツアーも中止となり現地調査ができず、研究を進めることがかなり難しくもありました。
そのような中で、各チームはオンラインを活用し、以下のようなテーマで学生ならではの研究結果をまとめてくれました。

エイチ・アイ・エスチーム:「H.I.S.今後の旅行会社としての施策~Withコロナ時代を生き抜くために~」
タイ国政府観光庁チーム:「新型コロナウイルス後のタイ旅行の需要調査と新規地方ツアーの提案」
PeachAviationチーム:「PeachAviationの機内デジタルサービスに伴った新サービスの提案」

詳細は下記をご覧ください。
キャリアゼミ報告:2020年度 清水ゼミ 3年生研究報告|清水 苗穂子|阪南大学 (hannan-u.ac.jp)

学生さんの研究結果詳細QRコード

大切にしているのは、企業や団体との対話の中で課題を発見し、その要因を分析し、解決策を提案する活動を通して学生 の社会人基礎力を育成することです。
研究テーマは、学生が自由に決めています。
ただし「思いつき」で回答を出すのでは なく、「ロジカルシンキング」を課しています。
例えば、お客様にお金を落としてもらうための案を考えるとしたら、思いつきで 「これを売ったらいいのでは?」ということでは通りません。
どうしてこの商品がいいのか、ターゲットは?と仮説を立て、 市場調査をし、それらを分析する。
この論理的思考を身につけることが非常に重要で、社会でも必要になるので、習得して もらえるよう努めています。

2021年度 JICA持続可能な観光地域づくりのための人材育成(遠隔研修)の様子

  • 掲載日:2021年11月4日
  • 研修名:2021年度 JICA持続可能な観光地域づくりのための人材育成(遠隔研修)
  • 企業名:阪南大学 国際観光学部
  • 氏名:清水 苗穂子氏
  • 役職・職名:教授

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