立命館大学経済学研究科博士課程(前期)Master’s Program in Economic Developmentにおける中小企業振興研修<2024年9月>
本研修は、立命館大学の経済学研究科で学ぶ留学生が日本の中小企業振興について理解を深めることを目的としています。キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、パキスタンの4か国10名を対象に実施しました。日本の中小企業支援組織や金融機関、企業経営者、企業の担当者から直接話を聞き、現場を視察し、時には意見交換も交えながら理解を深めてもらう4日間のプログラムです。
今回のレポートでは、「おたべ」や「京ばあむ」等のお菓子で有名な美十への訪問の様子をご紹介します。美十のプログラムでは、食の安全や衛生管理をどのように行っているのか、商品へのこだわりや自社の人材育成、カイゼン活動等、様々なトピックを講義と工場見学を通して学びました。
【集合写真】
パキスタンからの留学生のコメント
「美十での品質管理や原料、商品製造へのこだわり、美味しさを届けるための努力にとても驚きました。美十で学んだことは、どれも目からウロコが落ちるほどの驚きがあり、興味関心が湧く内容でした。」
ウズベキスタンからの留学生のコメント
「最も強く印象に残ったのは、カイゼンの哲学の深さと、それがどのように日常業務に組み込まれているかを実際に見ることが出来たことです。カイゼンに対しては、整理整頓のイメージだけをもっていましたが、単なる整理整頓以上の効果があることを新たに学びました」
【工場見学の様子】
【講義の様子】
研修に参加いただくことで、研修テーマの理解を深めてもらうことはもちろんですが、「新たな発見があった!」「驚いた!」「興味が更に湧いた!」等の喜びの声を参加者からもらえることは、とても嬉しいです。このような機会をこれからも参加者へ届けていきたいと思います。
見学を終えた後は、2023年にオープンしたばかりの『atelier京ばあむ』のcaféで、研修の感想や日本での留学生活などについてカジュアルに話を伺う懇親会も実施をしました。京ばあむの製造過程なども学ぶことが出来る施設なので、参加者から家族を連れてまた来たい!という声があがっており、こちらも好評でした。
【懇親会の様子】
立命館大学経済学研究科博士課程(前期)Master’s Program in Economic Developmentにおける中小企業振興研修
★日程:2024年9月9日(月)~9月12日(木)
★参加者: 立命館大学経済学研究科に在籍している留学生10名
★参加国:キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、パキスタン
★コースリーダー:ヴィサテップ・スクサバン氏(立命館大学 経済学部 教授)
★委託元機関:学校法人 立命館
★講師・訪問先(敬称略 順不同)
【訪問先】
〇クモノスコーポレーション
〇滋賀銀行
〇滋賀県産業支援プラザ
〇美十 京都工場
〇ターナー色彩
〇浜田
(担当:児島、狭間 2024年10月21日掲載)
*本研修に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。
prexhrd-pr@prex-hrd.or.jp