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ミャンマー訪問(2015年4月)

2015 年1 月11日から1 月17 日、ミャンマーに出張しました。
今年度で終了する笹川平和財団 笹川汎アジア基金が主催する2014 年度ミャンマー組織マネージメント向上事業の現地研修に同行し、セミナー実施の状況を把握するとともに、JICA ミャンマー事務所・ミャンマー日本センター訪問、PREX 同窓生との意見交換の機会を得ることができました。


ミャンマー組織マネージメント向上事業

ミャンマーでは、2011 年に発足したテイン・セイン政権のもと、民主化・法の支配の強化・国民和解・経済改革に向け取り組んでおり、有望な生産拠点,市場として日本企業の関心も高く、日本政府としては、これらの取組を官民の総力を挙げて支援していく考えです。
笹川平和財団 笹川汎アジア基金では、ミャンマー行政機関の幹部に対し、組織マネージメント力を向上させるための研修の機会を提供することで、同国の発展に寄与する人材を育成することを目的として、「ミャンマー組織マネージメント向上」事業を実施してきました。
2012 年度より3 年間の計画で、現地研修への専門家派遣及び、現地研修参加者からの選抜者に対する、日本を含む海外での視察研修を実施するものです。
当財団は、ミャンマーにおける研修事業の講師派遣に係る業務を支援しており、2014 年度で事業終了です。
今回同行したミャンマーでの現地研修は最後の総括にあたり、前半が行政機関の上級幹部、後半が中級幹部職員対象のものでした。

ミャンマー側の実施機関は、ミャンマー連邦公務院(UCSB)です。
噂に聞いていた通り、ロジ、会場設営、テキスト準備など、すべてにわたって完璧で配慮が行き届いており、担当者の皆さんの資質の高さが窺えました。
全員で撮影した記念写真も、すぐに配布くださり、さらに研修テキストの電子データとあわせてCDに焼いたものを配布されるという徹底ぶりでした。
研修参加者の皆さんも非常に熱心に聴講され、アイスブレークの「ストローを使って高い塔を作る」というグループワークでは、和気あいあいとした雰囲気の中で工夫を凝らしていました。
講師も過去のセミナーでの経験のある方ばかりで、適度な緊張感の中に柔らかさもある、よいご講義・ディスカッションをしてくださいました。

幸い、USCB の副院長であるU TAHN TUN 閣下(副大臣クラス)との意見交換の機会もいただきました。
ミャンマー連邦公務院(UCSB) は、日本の人事院と同様に、公務員研修を職責とするところで、研修もすべての公務員に必要とされる内容のものを求められています。
ミャンマーは民主化に向けて改革中であることから、学ばなければならないことは山ほどあるが、自分たちだけではできないので、ぜひ協力を求めたいとのことでした。

アイスブレークのグループワークで、ストローを使ってできるだけ高い塔を作る、という課題に挑戦する参加者の皆さん

アイスブレークのグループワークで、ストローを使ってできるだけ高い塔を作る、という課題に挑戦する参加者の皆さん

PREX ミャンマー同窓会メンバーと交流

帰国前日には、PREX 同窓会のメンバーと懇親の機会を持ちました。
日本では一度も会っていないにもかかわらず、温かく迎えていただきました。
皆さん自分の企業を経営しておられ、日本で学んだ当時のこと、今のミャンマーの事情など、いろいろお話くださいました。

全員が会社経営者で、お忙しいところ駆けつけてくださいました。

全員が会社経営者で、お忙しいところ駆けつけてくださいました。

国際交流部 酒井


TOPIC ミャンマーの印象〜仏教徒の国

仏教国とは聞いていましたが、人々の信仰心の厚さには驚きました。
街中でも子供の僧侶や尼僧も含め、僧侶はよく見かけます。
僧侶は非常に尊敬されています。
ミャンマーでは、「何曜日に生まれたか」が非常に重視されていて、それぞれの曜日の神様がおられ、そこにお参りします。
私は月曜日生まれですので、月曜日の神様にお祈りをしてきました。
神様に銀の器で水を何回もかけるのが作法のようです。

他にも月曜日生まれの方がたくさんおられ、順番待ちをしました。

他にも月曜日生まれの方がたくさんおられ、順番待ちをしました。