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PREXグローバルネットワークテーマ別フォローアップセミナー(中央アジア)<2022年12月>

2022年度に実施した2本のフォローアップセミナーのうち、本レポートでは中央アジア対象のフォローアップセミナーについてご紹介します。

 

2022年2月に始まったウクライナへの軍事侵攻は、PREXのメンバーにとって大きな衝撃でした。
私自身もロシアやウクライナは仕事を通じて知人もいて親近感を持つ国だっただけに、日々ニュースで流れてくる現地の状況に焦燥感や無力感を感じていました。
そして、PREXグローバルネットワークメンバーの間では、一人ひとりの顔の見える関係性を確認しあいたいと強く思いました。
顔の見える関係性は、その人と、その人のいる国・地域に対する理解や親しみにつながるはずです。
そこで、中央アジア地域のPREXグローバルネットワークメンバーを対象に「PREXグローバルネットワークテーマ別フォローアップセミナー」の実施を提案しました。

当日は、ロシア出身のアンドレイ・ベロフ教授(福井県立大学)と、キルギス出身の起業家ナズム・バイボスノフさん(アリエンタ社 代表)に話題提供者として参加いただき、その後はメンバー間での自己紹介、意見交換を中心に進めました。
2つのブレイクアウトルームに分かれて、メンバーにファシリテーターを担当してもらい、ベロフ教授、バイボスノフさんも参加して、お二人のお話を受けての理解の共有、中央アジアと日本との関係、中央アジア域内での連携についてなど、とても活発なディスカッションとなりました。

PREXはロシアやウクライナだけでなく、中央アジアからも多くの研修参加者を迎えています。
これらの国々を対象にした研修はロシア語で実施してきました。
ロシア語はユーラシア大陸の「地続きの国」の人々を「つなぐ」ものだと思っています。
この日の参加者からも『ロシア語でコミュニケーションできるのは、自分たちの強みであり、知り合えたのをきっかけにこれからのビジネスでも連携や協力ができる』というコメントもありました。
世界情勢はあまりにも複雑で、先が読めない時代です。
だからこそ、PREXは研修が終わった後もPREXグローバルネットワークメンバーの間での「顔の見える」関係性を維持し続けることを大事にしていきたいと思います。

~PREXグローバルネットワークテーマ別フォローアップセミナー(中央アジア)~

★日程: 2022年12月14日
★参加者:PREXグローバルネットワークメンバー 3カ国12名
★参加国:ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス
★話題提供者(敬称略 順不同)
〇福井県立大学 経済学部教授 アンドレイ・ベロフ氏
〇アリエンタ 代表 ナズム・バイボスノフ氏

4:質の高い教育をみんなに 8:働きがいも経済成長も 10:人や国の不平等をなくそう 16:平和と公正をすべての人に 17:パートナーシップで目標を達成しよう 

(担当:瀬戸口・山内・尾崎 2023年2月2日掲載)

*本研修に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。
prexhrd-pr@prex-hrd.or.jp