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2022年度 立命館大学国際関係研究科 綾部フィールドツアー<2022年11月>


   【綾部市議場にて】

昨年に続き、本研修を行うことができました。
10月には新型コロナウイルス感染症に関する水際措置が緩和されましたが第8波も耳にするような状況下ですので、バス2台に14名の留学生を振り分けて、フィジカルディスタンスを確保した上での実施となりました。
立命館大学衣笠キャンパスに集合し、点呼後9時30分に綾部市を目指して出発。
11時過ぎには綾部市役所に到着。
山崎市長を表敬訪問しました。
日本開発銀行ご出身の山崎市長は、流ちょうな英語で綾部市の概況と課題、それに対する取り組みなどについて新規作成した映像を交え、約1時間ご講義くださいました。
特に人口減少に対する危機感とその対策には複数の留学生が強く関心を持ち質問が多くなり、予定時刻を少しオーバーして午前のカリキュラムを終えました。
綾部市名所の一つである「綾部バラ園(あやべグンゼスクエア内)」での昼食をはさんで午後のカリキュラムに臨む予定でしたが、昼食時間がやや短くなったこともあり、多くの留学生はコンビニのイートインスペースで済ませていました。


【50年後の未来予想図(グンゼ記念館)】

めいめいの食事後、グンゼ博物苑で再集合。
こちらでは週に一度、金曜日のみ開館するグンゼ記念館も案内いただき、明治期の歴史背景やグンゼ創業の理念、そしてその歩みなどをじっくりとお伺いすることができました。
「一つの繭からどれくらいの長さの糸が取り出せると思いますか?」と問われ、20m?50m?と口々に答えましたが、正解が1000mと知り、皆が驚きました。 そして、最後のカリキュラムである和紙作り体験のため、再度バスに乗って黒谷和紙会館へ移動。


   【黒谷和紙工芸の里】

こちらでは2組に分かれて、原料のコウゾから和紙ができるまでの工程見学と和紙造りの体験を行ないました。
自分たちで漉(す)いた和紙のハガキは各自8枚あり、後日、プレスして乾燥後、大学へ郵送いただく予定です。
キャンパス帰着が予定の19時半近くになり、1日で3つのカリキュラムをこなした留学生にとっては、ややハードなフィールドツアーになりましたが、疲れた様子も見せず笑顔でお別れの挨拶をしていただけました。

これが皆様の心に残る研修になることを願います。 

~2022年度 立命館大学国際関係研究科 綾部フィールドツアー~

★日程: 2022年11月18日(金)*研修受入期間
★参加者:留学生14名
★参加国:ガーナ、カンボジア、キルギス、ネパール、ブータン、モルディブ、ラオス(7カ国)
★コースリーダー: 立命館大学 国際関係学部 渡邉教授、田中講師
★委託元機関:立命館大学 国際関係学研究科
★講師・訪問先(敬称略 順不同)
【講師】綾部市役所 山崎善也 市長
【訪問先】
〇グンゼ記念館、グンゼ博物苑
〇黒谷和紙工芸の里

3:すべての人に健康と福祉を 9:産業と技術革新の基盤をつくろう

(担当:狭間、田中 2022年12月5日掲載)

*本研修に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。
prexhrd-pr@prex-hrd.or.jp