2022年度 JICA 課題別研修(遠隔実施)投資促進ビジネス環境整備(A)<2022年9月~10月>
この研修は、自国への投資を促進する仕事をしている行政官が参加し、自国の産業発展に繋げるための投資誘致戦略を立案できるようにすることを目的としています。
研修では、グローバル化が急速に進む現在の社会の中で、自国の強みや弱みは何かを踏まえて誘致したい産業を選び、その産業全体のバリューチェーンがどうなっているかを考え、具体的な投資誘致の戦略を参加者一人ひとりが考えます。
昨年度まで実施していた「投資促進のためのキャパシティ・ディベロップメント」コースの後継となる今回の研修は、新たにSDGsの視点(特にビジネスと人権)や実際に海外に進出している企業(投資側)が指摘する問題点を学ぶコンテンツを追加し、研修員である行政官の皆さんからは、現在の投資環境を取り巻く時代の流れが良く理解できたと大変好評でした。
研修員の皆さんは、日常の業務を抱えながら参加します。
今回は6ヵ国7名の修了者となりましたが、急な国外出張や、突発的な災害、隣国との関係悪化による緊急対応等、多忙な毎日を過ごす各国行政官の日常が垣間見えました。
これはオンラインでの研修だからこそ、発生するものだなと感じながら、(コロナ以前は実際に日本に招いて研修を行っていました)日々忙しい業務を抱える中でPREXの研修に参加をして、自国の発展に必要な投資誘致とは何かを考え続ける研修員の熱心な姿が今でも一番心に残っております。
研修員の皆さんには、今回の研修で学んだことを実務に活かして、活躍していただけたらと思います。
~JICA 課題別研修(遠隔実施)投資促進ビジネス環境整備(A)~
★日程:2022年9月20日~10月21日 *研修受入期間
★参加者:投資促進やビジネス環境整備を担う公的機関で働く職員 7名
★参加国:東ティモール、キューバ、ヨルダン、 エジプト(2)、チュニジア、セルビア
★コースリーダー:関西大学 後藤 健太 教授
★委託元機関:JICA関西
★講師・訪問先(敬称略 順不同)
【講師】
●UNIDO東京事務所
●日本総合研究所
●ラオスビジネス商業大学 鈴木 基樹 学長
●クボタ
●太洋工作所
●日本貿易振興機構JETRO
(担当:児島、山口、奥村 2022年11月16日掲載)
*本研修に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。
prexhrd-pr@prex-hrd.or.jp