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2022年度JICA 先進国市場を対象にした輸出振興/マーケティング戦略(D)<2022年11月~12月>

   

本年2回目となるJICA課題別研修『先進国市場を対象にした輸出振興/マーケティング戦略』(日程2022年11月7日~12月2日) を実施しました。
本研修は、国際的なバリューチェーンや自国産業の強みを俯瞰しながら、具体的な商品開発・ブランディング、効果的なプロモーション、市場調査・分析等のマーケティング戦略を学ぶことを目標としており、今回は、アフリカ地域から10名の研修員が参加しました。
昨年及び前回(6月)と同様、研修は遠隔実施となりましたが、それぞれ現地で実務を抱えながらも参加する研修員は皆熱心且つ勤勉で、オンデマンド教材の事前学習(視聴と質疑)はもとより、計11回に及ぶライブセッションにほぼ皆勤、研修員同士の意見交換・質疑も非常に活発に行われました。
(研修は現地の昼食時間が無くなるくらいまで延長されたことも多々あり、彼らの熱心な姿勢には感銘しました。)

コースリーダーの 関西大学 後藤教授による研修員一人一人に向き合い、各レポートのスライド一枚一枚にまで及ぶ細かい指導や、国際開発機構(FASID)の永井氏・田代珈琲社長の田代氏からの熱心なライブ講義 且つ引き込まれる数々の内容(理論や具体的数値を伴う実践例等)のおかげでたいへん充実した研修となりました。
研修員は、それぞれコーヒー、アボカド、リョクトウ(緑豆)、切り花、皮革、蜂蜜など多岐にわたる自国産品について特徴・優位性/国際競争力の比較、プロモーション戦略の考察、及びターゲット市場の選択など具体的な実施計画案までを含んだアクションプランを作成・発表しました。

今後、研修員全員が一生懸命取り組んだ学習成果を、それぞれの国で具体的に実施し、大きく実らせてくれることを心より願っています。
来年度、新たな研修フェーズになりますが、コロナ対策に十分に配慮しつつ、一層充実した“訪日研修”が実現するように、研修内容の更なる充実、工夫を図って参ります。

~JICA 先進国市場を対象にした輸出振興/マーケティング戦略(D)~

★日程: 2022年11月7日~2022年12月2日
★参加者:輸出促進業務に携わる政府・公的機関、地方自治体の職員、及び商工会議所、業界団体等民間組織の管理職 7カ国10名
★参加国:カメルーン、エチオピア、ケニア、レソト、ルワンダ、セネガル、タンザニア
    (その他、4名がアンゴラからオブザーバー参加)
★コースリーダー: 関西大学経済学部 後藤健太教授
★委託元機関:JICA関西
★講師・訪問先(敬称略 順不同)
【協力先】
〇JETRO
〇国際開発機構(FASID)
〇神戸市経済観光局
〇田代珈琲

8:働きがいも経済成長も 9:産業と技術革新の基盤をつくろう

(担当:小河、尾崎 2022年12月22日掲載)

*本研修に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。
prexhrd-pr@prex-hrd.or.jp