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~2021年度 JICA中小企業振興のための経営強化(金融アクセス)~(2021年8月~9月)

コロナウィルス感染拡大の影響で、今年度も遠隔研修として実施されました。
本研修は、途上国で中小企業振興に携わる行政官等が、金融アクセスに係る中小企業向け支援体制や制度、その制度の活用事例や成果を学び、自国の中小企業にとっての金融アクセス面での課題を解決すべく、経営強化(金融アクセス)のための改善策を策定するため、より効果的な施策の立案及び行政官としての実務能力の強化を目指すものです。
本年度は昨年の学びも活かし、少しでも多く研修員同士で情報共有が出来るよう、オンラインセッション(※)を7回行いました。
セッションでは、研修員同士でも意見交換ができるようブレイクアウトルームで小グループに分ける等、工夫をしました。
中小企業の経営事例においても、株式会社西當照明様にオンラインセッションにてご講義や意見交換を実施いただきました。
オンラインセッションの回数を重ねるごとに研修員の一体感が生まれ、議論・意見交換の場として効果的だったと思います。 (※:オンラインセッション・・・研修員全員が同じ時間帯にオンラインで集合し、PCやスマホの画面を通じて講師や企業経営者との意見交換、研修員間のディスカッションを行います)
さらには、今回は遠隔研修ではありますが新たに日本の歴史・文化を深めるため、訪日研修で実施をしていた講義「日本の歴史・文化理解」もオンラインセッションで実施しました。
研修員が来日し日本を肌で感じてもらうことは出来ませんが、そんな中でも日本の歴史・文化を知ることで日本を少しでも身近に感じてもらいたいという思いでの取り組みでした。
研修員の皆さんの関心も高かったようで高評価をいただきました。
今後も、少しでも互いの国を知り、意見交換が出来る研修が実施できるよう試行錯誤していきたいと思います。

~2021年度JICA中小企業振興のための経営強化(金融アクセス)~

★日程: 2021年8月30日~ 9月24日
★参加者:中小企業金融支援を担当する中央省庁、地方自治体、金融機関、商工会議所等で経営強化 (主に金融支援)に携わる職員 11名
★参加国:フィリピン(2名)、東ティモール、ナイジェリア、ガーナ、スーダン、ザンビア、タンザニア(オブザーバー参加)、コートジボワール(2名、うち1名はオブザーバー参加)アルゼンチン
★委託元機関:JICA関西
★講師・訪問先(敬称略 順不同)
【講師】
〇大阪商業大学 林幸治 教授
〇龍谷大学 松岡憲司 名誉教授
〇中小企業診断協会 相談役 福田尚好様
〇中小機構基盤整備機構
〇日本政策金融公庫
〇兵庫県信用保証協会
〇滋賀銀行
〇大阪中小企業投資育成
〇大阪府商工労働部(MOBIO)
〇西當照明

8:働きがいも経済成長も

(担当:佐賀 2021年10月13日掲載)

*本研修に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。
prexhrd-pr@prex-hrd.or.jp