コロンビアの研修員初めての日本「JICAコロンビア官民連携による地域産業・観光振興研修」(2016年2月)
2015年9月・10月に実施した「JICAコロンビア官民連携による地域産業・観光振興研修」では、コロンビアの中央省庁や地方委員会の関係者17 名は、研修を通じて日本各地の地域振興事例を見学しました。その中で「祭り」や「まちなみ保存」等、伝統と現代をつなぐ取り組みや地域住民が「一人から始める事起こし」等まちづくりのツールを学びました。
そして、その地に住み、地域振興に関わり、人生を育む人びとと触れ合いました。研修プログラムの一部をご紹介します。
- オリエンテーション初日(9 月25 日)
- 研修員同士で現状の課題を共有します。
- 【京都文化博物館】「祇園祭り」を活用した地域コミュニティ創り
- 【近江八幡市】まちなみ保存
- 【鳥取県】鳥取大学の澤田先生のご紹介で鳥取砂丘、すなば珈琲を訪問
- 【鳥取県】21 世紀なしブランド開発・発信
- 【智頭町】新田「人形浄瑠璃館」
- 【智頭町】みたき園で地元テレビ局の取材を受ける研修員
- 【甲賀市】地域産業振興政策例そば打ち体験
- 【滋賀県高島市】 針江生水の郷(はりえしょうずのさと)
- 【京都】京都裏千家今日庵での茶道体験
- 【農園 杉・五兵衛】農業の6次産業化の取り組み
- 終了日(10 月16 日) 修了証を手にする研修員

グロリアさん (フインディア県祭り進行推進団体副代表)
さまざまなセクターが統合的に取り組み、地域の特定の資源を最大限に利用している。
その創造性や学術界との協力に驚いた!

マリア・クラウディアさん
(コロンビア国家計画庁企業開発局)
コロンビアでは企業を起こしても成功するのは難しい。
政府からの支援がないと嘆くだけだ。
日本では産業と観光がお互いに支えあい発展していくことの重要性を理解できた。

エリアネットさん
(バイパ県一村一品運動推進団体(チーズ)大学職員)
道の駅や鳥取のなしや砂丘での体験は帰国後役に立つ経験だった。
新しい手法として導入し企業やコミュニティのモチベーションを上げることができると感じている。
バイパ県で実施したい。

アレハンドロさん
(県民芸観光局局長)
「団結は力なり」。
わかっていても実現が難しい概念だったが日本人は力を合わせて物事を成し遂げている。