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PREX担当者の研修紹介「JICAコロンビア官民連携による地域産業・観光振興研修」(2016年2月)


コロンビア共和国は、南アメリカでブラジルに次いで人口の多い国です。
反政府武装勢力のテロ活動で治安が長らく悪化していました。
2000 年代に入り反政府武装勢力の掃討や、政権と反政府勢力との和平合意に向けた交渉に進展が見られ、政治社会情勢は安定してきています。
JICA は、コロンビアの地域社会の安定と復興に向け、2014 年3 月から「一村一品運動推進プロジェクト」を推進しています。
「一村一品運動」は、タイやベトナムでも推進され地域活性化の成功事例となっています。
コロンビアでも、麻薬、ゲリラ、内紛により地域住民のコミュニティや地域産業が損なわれており、このプロジェクトに期待がかけられています。

研修員からPREXに寄せられたお礼のメッセージ。

研修員からPREXに寄せられたお礼のメッセージ。


どんな研修ですか?

研修員は、JICA「一村一品運動推進プロジェクト」を担うコロンビアの中央省庁や地方委員会の関係者17 名です。
彼らは、プロジェクトを進める中で官民連携という点に課題を抱えていました。
民間は、政府がああすればいい、こうすればいいと思っています。
一方、政府は考えても動いてくれる手足がないという状況です。
そこで、日本の地方自治体の官民連携の事例をみて、自国で活かしてもらえればと考えました。
研修員のフォローアップは、JICA が現地に派遣している専門家が中心となり、帰国後も継続して行われています。
また来年度には、同様の訪日研修が予定されており、今回の参加者の同僚が参加します。

研修で鳥取を訪問したのはなぜですか?

今、官民連携で地域創生の成果をあげている地域と言えば、鳥取です。
県知事、市長・智頭町長のお話を聞くのが一番だと考えました。
鳥取県は、日本の中でGDP の低い地域で、過疎高齢化の課題を抱えています。
その中で取り組まれている、地域創生の事例は、停滞しているコロンビアにも参考になるものでした。
「道の駅」が日本で最初につくられたのは、鳥取県です。
漫画などポップカルチャーを活用した地域振興も有名です。
「20 世紀ナシ ブランド」も、民が産品を起こして売るだけではなく、官学が品種開発や産品化を技術的にサポートして、世界的な産品に育てたものです。
また鳥取県知事、鳥取市長、智頭町長は日本の最前線を行く「地域振興の顔」となっています。

JICAコロンビア官民連携による地域産業・観光振興研修の参加者たち

研修員に期待したことは

日本の地域にある豊かな産品、人間関係、地域振興に取り組む人々の喜びや感動を持って帰り、継承してほしいということです。
ただ、研修員は、日本の行政と地域住民の取り組みを自国でそのまま使おうとしがちですが、それは違います。
日本が常にベストではありませんから、研修員自ら判断し、新しい考えや取り組みにつなげてほしいと思います。

PREX 北條、尾崎、高山