2050年、美味しいコーヒーが 飲めなくなる?!- PREX Island
日本企業の方々 SDGs
PREX SDGsプラットフォーム紹介企業②田代珈琲株式会社
いつまでこの価格で美味しいコーヒーが飲めるのか?
品質や人件費と価格のバランスを見極める。
国際交流部の荒木です。
美味しいコーヒーを消費者に届けることに全力を尽くす会社、田代珈琲株式会社。
中南米・アジア・アフリカの農家から直接仕入れた品質の良いコーヒー豆を阪神百貨店・田代珈琲本社・オンラインショップで販売する東大阪の会社です。
カフェへの卸売りもされています。
PREXの研修では、中南米や中央アジアなど多くの行政官や経営者が同社を訪問し、田代代表取締役から、大量消費の価格競争時代に社長となり、スペシャルティコーヒーに舵を切ったこと、農家からの直接買い付けを始めたこと、お客さんや生産者、社員への想いなどをお話しいただきました。
どの研修員も、社長のお話とコーヒーの美味しさに大感激でした。
「PREX SDGsプラットフォーム」では、田代社長の人生と経営、コーヒーの未来のお話をご紹介しました。
収穫直後のコーヒーチェリー1杯80粒?!
10杯で800粒、100杯で8,000粒。
それを手作業で選別しながら摘んでいるので、かなりの人件費がかかります。
また、地球温暖化による気候変動の結果、2050年にはアラビカ種がほとんど栽培できない状況に陥るとされています。
世界で飲まれているコーヒーのほとんどがアラビカ種かカネフェラ種の一種ロブスタで、スペシャルティコーヒーはアラビカ種が多いですが、 アラビカ種は、気候変動に強い品種ではありません。
農家では、コーヒーの木自体を栽培できないことの方が大きな課題なので、コーヒー自体がなくならないよう品種改良・開発・植え替えが行われています。
コロンビアでは、すでにほとんどの農家がアラビカ種から新しい品種に植え替えているそうです。
SDGsプラットフォームでインタビュー詳細を紹介しています。
→田代珈琲株式会社インタビュー記事へ
- 掲載日:2025年2月22日
- 企業名:田代珈琲株式会社
- 氏名:国際交流部 荒木