株式会社伍魚福の海外研修員受け入れ取り組みについての想い- PREX Island

日本企業の方々
株式会社伍魚福の山中勧です。

2022年12月、キルギスの皆さんと株式会社伍魚福代表取締役社長山中勧氏
委託元機関：株式会社リロエクセル

食の安全で、世界に貢献。

『珍味』は、世界とつながっている。

株式会社伍魚福の山中勧です。
当社は珍味を極め、生産者や生活者、食品業界が良いスパイラルで回る起点になりたいと考え、2021年に「伍魚福ビックバン図」を作りました。
この中に「世界平和」も入っています。
今はビジネス面では「世界」と言うほどはつながっていませんが、研修での交流や、現地訪問の機会を得て、世界とのつながりを実感しています。
食の安全で『珍味』は、世界とつながっている。
ウズベキスタンはシルクロードの交差点にあり、若い人が多く、これから成長する国です。
親日な国で、ビジネスでの関係が薄いのはもったいないです。
（ウズベキスタンでの日系企業数は21社、在留邦人数は百数十人のようです。）
ウズベキスタンの中で食品は重要産業と位置付けられています。
ウズベキスタンの産官学が協力して、品質や衛生管理のしくみができれば発展につながると思います。
僕らのレベルでできることはしれているかもしれませんが、日本の中小企業の食品メーカーのノウハウがお役に立つこともあると思っています。

: 伍魚福ビッグバン図

伍魚福で受け入れた研修員たちの国、ウズベキスタンを訪問しました。

当社を訪問する研修員の皆さんに親しみを感じていて、どんな国かいつか訪問してみたいと思い続けていましたが、2023年の2月に経済産業省主催「中央アジア官民ミッション」に参加。
ウズベキスタンを訪問することができました。
フェイスブックでつながっていた研修員ともタイミングよく再会を果たし、日本からのお土産を渡せました。
自分の中でウズベキスタンというと、お土産でいただく籠に入ったナッツやドライフルーツのイメージでしたが、実際訪問すると大都会で驚きました。
タシケントのホテルからWi-Fiをつないで毎朝8時からの社内会議にも参加しました。
コロナの経験でオンラインで仕事ができるようになっていたのが役立ちました。
ミッションへの参加が決まり、JICAやJETROのサイトを調べたり、日本のウズベキスタン大使館の方やミッションに参加した方から話を聞き、また実際に訪問して、神戸で一番ウズベキスタンに詳しくなった気がしています。
ウズベキスタンの大粒のレーズンをおつまみとして扱えないか、品質面を調査中です。

: 2023年2月に訪問したウズベキスタン日本センターでは、伍魚福に来社いただいたことがあるシュフラットさん（写真左）、また伍魚福に２回訪問いただいたダミールさん（写真右）とも再会できました。（株式会社伍魚福代表取締役社長山中勧氏）

日本とキルギスの友好のお役に立つ、という想いで。

一方コロナ後、初めての海外からのお客様は2022年12月、キルギスからでした。
キルギスからの訪問は、2017年以来5年ぶり。
海外のお客様は2018年のモンゴルの方以来4年ぶりでした。
伍魚福の経営についてロシア語の逐次通訳をしていただきながら2時間お話しし、研究所を見学していただきました。
「後継者はいるのか」
「マーケティング担当はいるのか」
「品質管理体制はどうなっているのか？」
「協力工場での製造に関する決め事は？」
「商品について家族の意見を聞くこともあるのか？」
「商品企画の進め方は？」
など質問をたくさんいただき、時間が足りないくらいでした。
特に経営理念や従業員を大切にする取り組みに対しての関心が高かったです。

: 経営理念「珍味を極める」を説明

ウズベキスタン日本センターのダミール・ムザファロフです。

2023年2月13日、代表団と共にウズベキスタン日本センター（UJC）を訪れた伍魚福の山中社長にお会いすることができました。
UJCのビジネスコースの訪日研修で神戸の同社を訪問してから5年ぶりの再会でした。
訪問当時の伍魚福の温かい歓迎とおもてなし、伍魚福の美味しい珍味、そしてもちろん経営についての講義は、私たち研修参加者全員に強い印象を与えたことを覚えています。
私はここで伺った話やアイデアを、何千人ものウズベキスタンのビジネスコース受講者に伝え、日本のビジネス企業の成功の原動力や日本のビジネス文化についてよりよく理解してもらってきました。
山中社長には、素晴らしい再会とウズベキスタン日本センターへの訪問に感謝の意を表します。

: ウズベキスタン日本センターダミール・ムザファロフ氏