世界は人で、できている。
HOME > PREX island > 帰国研修員の活躍ーキルギス

キルギスのIT産業をけん引するアジスさん- PREX Island

研修の参加者
帰国研修員の活躍ーキルギス

キルギスの同窓生アジス・アバキロフさんからの案内で2022年10月、JETRO大阪で開催されたセミナー「投資・提携先としてのキルギスIT産業~新たなフロンティアと人材の魅力~」に参加しました。
アジス・アバキロフさんは、私がPREXの仕事を通じてできた大事な友人の一人。
若いうちからキルギスでIT企業「ユニーク・テクノロジーズ」を起業し、キルギスのIT産業をけん引してきたおひとりです。

中央アジアの周辺の国に比べて国土も狭く、地下資源なども限られるキルギスにとって、人が一番の財産だと考えたアジスさんは、人材の力で国を発展させたい、若者がキルギスで働ける産業を育てたい、という熱い思いを抱いて、IT企業の団体「キルギス・ソフトウェア開発協会」を創設し、IT企業が集積する「ハイテクノロジー・パーク」の設立もけん引してきました。
さらにはIT人材の育成が大事だと考え、教育機関もスタートさせるなど、描いた夢に向かって、エネルギッシュに前進し続けています。
そして私たちにとって何よりも嬉しいのは、常に日本との関係を忘れずに大事に思ってくれていることです。
アジスさんの夢の1つだったという、日本での「キルギスITセミナー」が叶ったのも、これまで常に前進してきたからこそ、だと思います。

この日のセミナー終了後、「キルギスのIT産業振興の取組は、成功事例と言えると思います。研修事業を通じた人材育成・キルギスの発展につながるよい事例ではないですか!」とセミナーの主催者であるJETROの方からも声をかけてもらいました。
アジスさんが研修に参加されたのは、10年以上前の2009年。
そこでの学びや研修員間の関係性はしっかりと根付き、キルギス国内のIT産業の振興という形で芽吹き、いま花を咲かせていることを実感しました。
この日のアジスさんの、キルギスのIT産業の可能性を熱く語る姿に、日本でキルギスという国、そしてキルギスのIT産業がさらに認知されるよう、私も関わり続けたいと思いました。

  • 掲載日:2023年6月10日
  • 氏名:PREX瀬戸口