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インタビュー記事4:大阪市男女いきいき財団さんのインタビューを終えて、私が思ったこと(PREXスタッフ寄稿)- PREX Island

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インタビュー記事4:沢田さんと2時間半にわたるインタビューを終えて、私が今でも一番記憶に残っていること。

沢田さんが教えてくれた心温まる光景

私が、この記事を書いている今でも一番に思い出すのは、実はインタビューの後に起きた出来事です。

当日はクレオ大阪中央さんの1室をお借りして、インタビューを実施しました。
インタビューが終わり退室された沢田さんが、すぐに戻ってこられました。

「忘れ物かな?」と私は思ったのですが、沢田さんは手招きをして私を部屋の外に呼びました。

「インタビュー中に失礼をはたらいてしまったかな、、、」と焦る気持ちが一瞬頭をよぎりましたが、あまりに温かい笑顔で私を呼ぶ沢田さんに元気よくついていくと、
沢田さんの指さす方向に、ベビーカーで子どもを連れたお父さんがいました。

インタビューをまとめた記事の中には収まりきらなかったのですが、クレオ大阪中央では子育てをする父親向けに講座やイベントを積極的に開催しているそうです。
というのも、クレオ大阪の施設のみに関わらず、女性の応援拠点となるような公共施設は、やはり女性の利用が多くなり、男性が子どもを連れて訪れにくいという課題があったようです。

女性が子育てしやすい環境はもちろん、男性が安心して子育てしやすい環境というのも同じくらい重要ですよね。

沢田さんは、子育てをするお父さんが、安心して子どもを連れていく場所として、クレオ大阪中央に遊びに来てほしいといったお話をされていました。
クレオ大阪中央では、施設に用事がなくても、気軽に子どもを連れて訪れることが出来るように、図書(絵本)のスペースやカフェを併設しているそうです。

子どもを連れたお父さんが安心して出かけられる場所を

「ベビーカーで子どもを連れたお父さんの姿をクレオでよく見るようになったのですが、それがとても嬉しいんです。」と私に説明してくれました。

その時の沢田さんのキラキラとした表情と子どもを連れたお父さんが図書コーナーで本を選んでいる微笑ましい光景が私の記憶に一番残りました。

沢田さんのお話を聞く前は、ベビーカーで子どもを連れたお父さんを街中で見かけても目に留まらなかったですし、思うことは何も無かったと思います。

ただ、今は子どもを連れているお父さんを街中で見かけると、「あっ!ここにもいた。子どもと一緒に安心して楽しめる場所だろうか?」といったように1人で小さな発見を楽しむようになりました。

先日、京都にある美術館を訪れたのですが、ここにもベビーカーで子どもを連れているお父さんがいました。
子どもが急に泣き出したので、慌てて外にあやしにいっていましたが、常時静かな場所である美術館に子どもを連れてくるのは大変そうでした(笑)

美術館に限った話ではないですが、子どもを連れて気軽に、そして安心して出かけられる場所が少し増えるだけでも、より過ごしやすい社会に繋がるのではないだろうかと感じました。

沢田さんとのお話を終えて、社会を見る目が少し広がったように思います。
みなさんも、インタビュー記事を通じて何か1つでも学びになることや、新たな気づきがあれば大変嬉しく思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

  • 掲載日:2022年11月5日
  • 企業名:大阪市男女いきいき財団
  • 氏名:PREX児島