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ビジネスゾーン入居率の打開策を検討- PREX Island

研修の参加者
レビク・ボリスさん

JICA中小企業振興のための金融及び技術支援研修を受講して

レビク・ボリスさん

モンテネグロは面積1.4万平方キロメートル、人口63万人の小さな国です。
主要産業は観光ですが、製造業のてこ入れを図ろうと国内5箇所にビジネスゾーンを開設しました。
経済を牽引する役割と期待している中小企業、あるいはスタートアップ企業も対象です。
ところが、開設後5年を経過しますが入居率はかなり低迷しており、私の属する経済省では打開策を検討しておりました。
そんな折、本研修に参加できることになりました。
日本でいろいろ学んだ中から、このビジネスゾーンの入居率を高めることを目的としたアクションプランを作成しました。
ビジネスゾーンでは工場、事務所用の施設が用意され、ビジネスインキュベーターの機能もあり、税金や手数料等のメリットも適用されています。
中小企業の支援メニューも用意されていますが、運営が地方の行政に任されており、その価値が一つ一つの中小企業に届いておりませんでした。
そこで、私はもっと中央政府である経済省が関与し、関係機関を参画させ、それぞれの地方行政へのプロモーションを実施することにしました。
まずは地方行政がビジネスゾーンの良さを再認識することがスタートと考えたからです。
期間としてはまず半年で地方行政側の準備を整え、次の半年で中小企業一つ一つ、あるいは起業を志す個人への説明を実施します。
同時にビジネスゾーンを運営する規則やビジネスゾーン活用戦略も作成し、外国からの投資も促進する活動も行います。
日本での経験を生かし、このビジネスゾーンの入居率が高まる日が来ることを期待しています。
(モンテネグロ経済省 変革・投資局 上級アドバイザー レビク・ボリス

  • 掲載日:2013年10月30日
  • 研修名:JICA中小企業振興のための金融及び技術支援研修
  • 氏名:レビク・ボリスさん
  • 役職・職名:モンテネグロ 経済省 変革・投資局 上級アドバイザー