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留学生の活躍のための、産官学とのネットワーキングが私のライフワークです。- PREX Island

日本企業の方々
学校法人エール学園 キャリア支援室室長 西村康司氏

2019年10月開催「Global Talent & Business Meetup in Da Nang City」での西村氏

 

夢をかなえるために渡日する留学生たち

夢をかなえるために渡日し、目標を達成するために日本語の勉強と留学生活を支えるためのアルバイトをしている学生たちを見ていると、現在の日本人では、あまり見ることができなくなった「たくましさ」に触れることがあります。ほとんどの人が学業を続けるために日本語がろくに話せない段階からアルバイトをして生活費をまかなっています。 
また入試面接で将来のことを質問すると、「自分の会社をつくりたい」「自分のレストランをつくりたい」など、将来経営者になりたいという方々が多く見られます。
具体的なプランなど何もありませんし、稚拙で、とても甘い見通しだと思いますが、大きな夢をもって留学してくれる若者をしっかりと育成し、日本で活躍してもらうことはとても大切だと考えます。

私が留学生の就職を担当した時、正直に告白しますが「この人たちを就職させることができるだろうか…」という強烈な不安を感じました。
そこで、過去どういうルートで就職しているか調べたところ、
1.知人・友人の紹介、
2.アルバイト先、
3.インターンシップの実習先
という事例が多く、ハローワーク等の求人で採用される事例はほとんどありませんでした。

信頼関係、人物重視に着目し、特にインターンシップからの採用に焦点をあて、長期のインターンシップを学校のシステムに組み込むことを考えました。 週2回から3回(9:00から15:00)を無償インターンシップとして単位互換を実施し、戦力になってきたら15:00以降や休みの日を活用し、資格外活動のアルバイトとして使ってもらいます。企業側も人物評価と実践的な教育をした人物を優先的に採用できるでメリットがあり、たいへんよい評価をいただきました。 

このような仕組みを運営していくためには、企業との連携は必須です。企業と留学生が直接出会える場を創るために、「国際人財活用ネットワーク交流会」を企画しました。
2012年、エール学園の教室で、たった30団体から始まったこの交流会は2019年マイドームおおさかで330団体が集まる交流会となり、さらに東京開催、海を超えベトナムのホーチミン市、ハノイ市、ダナン市で開催することができました。
ここには海外展開などのグローバル人財に関わる様々な団体が集まり、ここに学生が参加することで直接出会い交流を通じてインターンシップ等に発展する場となっています。
留学生が活躍できる産官学が連携するネットワークを拡大することが私の体が動かなくなるその日まで続けたいライフワークだといえます。

*ABCプラットフォーム人材育成部会について

 ASEAN7か国を中心とした中核人材の育成と活用を通じ今後のアジアと関西の経済活性化等に貢献する活動をしています。ベトナムではGlobal Talent & Business Meetupをベトナムの優秀な大学生の就労支援を目的として、産官学で連携して開催しています。
国内では前述の国際人財活用ネットワーク交流会を共催し、奇数月に開催するABCプラットフォーム定例会セミナー&情報交換会を通じて先進事例や特定技能などの課題や活用事例などセミナー形式の学びとブレイクアウトセッションによる情報交換による学びと実践を提供しています。
また海外の日本語教育機関との連携もあり、現地の生の情報が得れる機会提供も実施しています。

ABCプラットフォームのウェブサイトはこちら

2018年10月開催「Global Talent & Business Meetup in Hanoi」

(PREXは「PREXビジョン2030」で、ダイバーシティの実現を目指しています。 その一環で、アジアビジネス創出プラットフォーム(ABCプラットフォーム)人材育成・活用部会とも連携し、人材育成分野でのネットワーキング取り組みます。 学校法人エール学園 キャリア支援室室長 西村康司氏はプラットフォームの人材育成・活用部会のキーパーソンです。)

  • 掲載日:2020年12月17日
  • 訪問先:学校法人エール学園 
  • 氏名:西村康司氏
  • 役職・職名:キャリア支援室室長