異文化理解講座②~at 立命館宇治高校~- PREX Island
日本企業の方々 発見
立命館宇治高校の3年生が、ベトナムから来日し、東大阪の株式会社 中農製作所で働く、タンさんとホアンさんに質問しました。
来日した理由を教えてください。
大学で学んだ知識を活かして、発展している国で技術を使いたいと思うようになって、日本に行くことが夢になりました。
もちろんベトナムに比べると給料も高いですが、それだけではなく会社の環境の良さやものづくりの品質の高さ、工場が清潔であることなどから日本の企業で勉強したいと思いました。
日本の文化で好きなことは何ですか?
お花見は良い文化だと思います。
桜を見るということはベトナムではしません。
家族や友人が集まって、桜の花の下でお酒を飲んだり話をしたりするのはとてもいいことだと思います。
日本で困ることはどんなことですか?
日本語では困ることが多いです。
来日時は挨拶程度しか日本語ができなかったので、買い物一つでも苦労しました。
どこで日本語を学んだのですか?
東大阪のボランティアの方に、1年半ほど日本語や日本の文化について教えてもらいました。
日本のいいところはどこだと思いますか?
日本の人は親切で、みんなが一緒に会社や国の将来のために頑張っているところがいいところです。
我慢強いと思います。
また、町の中は清潔で安全だと思います。
日本の人にお願いしたいことはありますか?
外国人にもう少しコミュニケーションをとってもらえるとうれしいです。
恥ずかしいのかもしれませんが、ベトナム人であれば「シンチャオ (こんにちは)」だけでもいいと思います。
★講座に参加した高校生の感想
- 僕の見えている世界はとても小さかったと思えた。
だからこそ、いろいろな国について調べて実際に行ってみたい。
この授業で自分が何も知らなかったことに気づかされた。 - 知らない間に外国人の方を傷つけているかもしれない。
私たち自身はもちろん、外国人を受け入れている日本の企業も、外国人の方の働き方について考えることが必要になると思った。 - 在日外国人が抱える問題を関係ないと放っておくのではなく、一緒に考えて解決していく必要があると思った。
- もっと日本に来たいと思ってもらえるような国を作らないといけないと思ったし、私自身もできることからやっていきたい。
一番大切なのは積極的な行動だと思うから、そういう気持ちを大切にしていきたい。 - 今後の社会は人種差別のような行動を無くしていかないといけないし、全ての人が幸せに暮らせる世の中にしていくべきだ。
キルギスという国はあまり馴染みがなかったけど、ナズムさんの話を聞いてとても身近に感じました。
日本語と文法が似ていたり、顔が似ていたりしたので親近感が湧きました。
(2019年12月19日)
- 掲載日:2019年12月19日
- 研修名:異文化理解講座
- 企業名:株式会社 中農製作所
- 氏名:タン氏、ホアン氏