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2012年はどん底で、「俺ら、どうする?」という状況でした。- PREX Island

日本企業の方々 仕事の流儀
ピンチをチャンスに! 照明器具の特注品の製造技術が 捕虫器「トレテーラ」に。

2012年はどん底で、「俺ら、どうする?」という状況でした。

東大阪市にある株式会社 西當照明 代表取締役 西當 和久です。
うちは、東大阪の社員7名の本当に小さな会社。
私は、経営者としての資質があるわけではなく、営業も苦手ですし降りかかった火の粉を振り払うのに右往左往してきただけ。
研修員の皆さんに何をお伝えできるのかと思うのですが、自社製品捕虫器「トレテーラ」を海外の方に知ってもらう機会であり、日頃、社員に「海外へ行くぞ」と話していることが「夢じゃないんだ」と思ってもらえて、とてもうれしく思っています。

私は大学を出て、別の会社で営業をしていました。
義父が創業したこの金属加工の会社に来て、一から技術を身につけ12年目で社長になりました。
義父に鍛えられ、この時の苦労は、その後に押し寄せてくる失敗や困難のたびに「このまま終わりたくない」というエネルギーの源になっています。
それぐらい厳しい人でした。

弊社は、照明器具の特注品メーカーで日本の高度経済成長を背景に業績を伸ばしてきました。
ところが、2012年には、LEDなどの高効率な照明の普及により同社で70%を占めていた仕事がゼロになりました。
とことんどん底で「俺ら、どうする?」という状況でした。
そんな中、近隣の農地で虫が大量発生。
これまで培ってきた照明器具の生産の応用で、捕虫器を開発してみることとなりました。
ベテラン社員も、若手社員も一丸になり、失敗をしながら製品化しました。
売り込みの電話をかけるのも、展示会に出展するのもドキドキしながら挑戦の連続。
苦労を知っている社員は、「自分でやらなければいけない」と考えて勉強し動いてくれています。

タンザニア ムへへさん(財務企画省 政策研究部門 財務管理責任者)

●タンザニア ムへへさんの声(財務企画省 政策研究部門 財務管理責任者)
創造性とそこで働く人々の精神を学んだ。
何度も補助金を得ることに失敗して も、彼らがあきらめなかったことは、私たちが「目指すべきだと信じていること」 そのものだった。
この企業が成功した経験は、社会全体にとって重要なことだ。
タンザニアの零細企業、また所属組織に伝えたい。

 

  • 掲載日:2019年9月27日
  • 訪問先:株式会社 西當照明
  • 氏名:西當 和久氏
  • 役職・職名:代表取締役社長