アミリさんとの出会いがきっかけでした。- PREX Island
日本企業の方々 発見
キラリ企業訪問:ルワンダで 私たちに何ができるか・・・
ルワンダの首都キガリから車両で1時間半トゥンバ高等技術専門学校にて。
音羽電機工業のルワンダでの雷対策は、ここからスタートしました。
アミリさんとの出会いがきっかけでした。
音羽電機工業株式会社でアフリカ事業を担当している井上です。
尼崎の中小企業が、東アフリカの国ルワンダの雷対策に貢献したいと考えたのは、2015年のインターンシップ生アミリさんの受入がきっかけでした。
彼はルワンダのITエンジニア。
Abeイニシアティブで約半年、弊社にて電気の基礎知識や雷対策の技術を学んでいました。
弊社ではインターン生の受入は担当者を決めず、社員全員が様々な面からサポートするようにしているので、アミリさんも社員全員とコミュニケーションをとり、休みの日も社員と出かけるなど楽しんでくれていました。
雷被害の多いルワンダから来日した彼は、弊社で日本の雷対策を知り、ルワンダでもこの技術を活かし雷から人や電気機器を守ることができるのではないかと考えるようになりました。
ルワンダでは年間60人から70人が雷が原因で亡くなったり、けがをしたりしていて、家にいても雷の被害にあうというのです。
2016年4月には、ルワンダの落雷に対して弊社ができることを確認するために調査チームを派遣することになりました。
弊社は、日本で唯一の雷対策専門メーカー。
社長をはじめ、ここで働く全員が「人々の暮らしを雷から守ること」を心に持っています。
しかし、派遣メンバーは誰もアフリカに行ったことはありませんでしたし、会社として海外に調査を出すのも初めてのことでした。
そこから、弊社のルワンダとのつきあいが始まったのです。
当初ルワンダ全体の雷対策をしてほしいと相談されたときは、正直難しいと思いましたが、アミリさんとのつながり、アフリカを専門とする方々のサポートもあり、今ではルワンダのみならずアフリカ全土のICTや通信関連設備の雷対策に、日本の技術が活かせるのではないかと視野を広げています。
アミリさんはITエンジニアとして現地で起業し、弊社の現地技術窓口として活躍してくれています。
( 2019年9月8日 )
- 掲載日:2019年9月8日
- 企業名:音羽電機工業株式会社
- 氏名:井上 真二氏
- 役職・職名:アフリカ事業担当