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研修の成果を母国へ- PREX Island

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マレーシア研修員からのメッセージ

日本の皆さん、こんにちは。
マレーシアのシヴァバラン・スピアーです。
2017年10月15日、私たち14名は、関西空港に到着しました。
私にとっては 「日が昇る国、日本」への初めての訪問でした。
このプログラムの参加者の1人に選ばれたというニュースを初めて聞いた時は、本当にうれしく、感動でいっぱいでした。
1981年、マレーシアが、モハマド・マハティール氏のリーダーシップの下、ルックイースト政策を開始したのは、私が3歳の時で、学校でも家庭でも、常に日本のことを聞いたり、本で学んだりしてきたからです。
マレーシアでは、近代化のモデルとして、折に触れて日本のことを知る機会がありました。
日本の人々が献身的で時間を厳守することもよく聞いていました。
関西空港から神戸のJICA関西センターまでの風景が、私の日本の第一印象です。
高層ビルや道路、立体交差、水のある風景が、とても美しいと感じました。
この地域が20数年前に大規模な地震の被害を受け、そこから回復したとは信じられないほど発展した状態でした。
研修プログラムは、中間管理職の能力を高めるためのもので、プロジェクトサイクル管理 (PCM)や3C分析 (顧客、自社、競合他社)、日本の労働哲学、日本の行政のしくみ等を学ぶものでした。
これらの手法は、マレーシアで私の組織に戻って実践することが可能だと感じました。
しかし、これらの手法の背景にある無形のもの、日本人の資質や文化的側面を取り入れることには時間がかかると思いました。
帰国後は、私自身が、周りの人々に少しでも影響を与えたいと考え行動しています。
このプログラムが、将来の行政のリーダーを育てるのにとても意味があるものだったと感じており、改めて御礼を述べたいと思います!

  • 掲載日:2018年9月30日
  • 研修名:2017年度JICAマレーシア/中間管理職のための指導教育研修
  • 氏名:シヴァバラン・スピアー氏
  • 役職・職名:マレーシア警察