世界に2万人の仲間。PREXグローバルネットワークメンバーからのメッセージ②- PREX Island
研修の参加者
研修員メッセージ②
3、ブラジル 貿易投資促進庁 ルチアーノ氏
国際交流部 高山です。
ルチアーノ氏は2022年にオンラインで実施した「JICA先進国市場を対象にした輸出振興/マーケティング戦略(A)」の参加者です。
時差の関係でブラジルでは早朝4時半や5時から開始する日もあった中、全日程に非常に積極的に参加されました。
研修員として、カウンターパートとしてPREXとつながってきた。
- ブラジル 貿易投資促進庁 ルチアーノ氏
2022年に研修に参加し、2023年および2024年の2回にわたりPREX独自の「セミナー実施支援プログラム」に応募し、「大阪・関西万博を見据えた対日輸出のための日本市場理解」をテーマに、ブラジルの企業経営者等を対象としたセミナーを実施しました。
私は10代の頃、父の転勤で紛争復興期の隣国で暮らしました。
その後ドイツに移り、ドイツとブラジルの状況の格差を目の当たりにしたことから、スペインで国際開発学を専攻し、博士号を取得しました。
その間、国連やNGOを通じて米国ニューヨークから東ティモールまで、様々な国で課題解決プロジェクトに携わりました。
今は母国ブラジルで、特にアマゾンの環境保全と貧困削減の両立を視野に、ブラジルの輸出促進に携っています。
その一環として世界中で行われる大規模展示会に従事しており2025年の「大阪・関西万博」ではブラジルのパビリオン渉外担当官として来日予定です。
今後もPREXと繋がり続けたいと思います。
4、キルギス ハイテクパークCEO アバキロフ氏
国際交流部 瀬戸口です。
アバキロフ氏は、2009年度「JICA中央アジア経済団体強化研修」参加者です。
2003年に起業後、「キルギスは資源のない国で将来性がないのでは?」「内陸国だから不利なのでは?」という声もある中、「IT事業、ソフトウェア開発は、優秀な才能ある人材がいれば成長できる」と活動を続けられています。
日本から学んだことは大きいです。
- キルギス ハイテクパークCEO アバキロフ氏
キルギスは、内陸国で海がありません。
インターネットは、キルギスにとって世界と自由につながれる「海」です。
インターネットにより、チャンスを見つけ、国外のお客様とやり取りをはじめました。
IT協会を設立し、日本での研修に参加し、経済団体の役割や活動方法について日本から学ぶことができたのは、とても価値のある事でした。
日本の商工会議所、小さな協会、企業の在り方、企業でのカイゼン活動などから多くのことを学ぶことができました。
そして、「社会」「ビジネスセクター」「政府」がトライアングルで連携して協会の仕事をする、という形をキルギスにコピーすることができました。
2008年に設立したIT企業のソフトウェア・サービス開発者協会は小さい協会でしたが、色々なプロジェクトを進めることができました。
それは研修に参加したからです。
地下資源がなくても才能ある人材がいる。
海へのアクセスはなくてもインターネットがある。
そして、知識は研修で得ることができました。
これまでは、「キルギスに住みながら全世界で働く」をコンセプトに活動してきました。
人間同士の関係が大事だと思います。
そして一歩ずつ継続して、価値を高めることが大事です。
そういう点を含め、日本から学んだことは大きいです。
- 掲載日:2025年5月6日
- 研修名:JICA先進国市場を対象にした輸出振興/マー ケティング戦略(A)、2009年度中央アジア経済団体強化研修
- 氏名:国際交流部 高山、瀬戸口