世界に2万人の仲間。PREXグローバルネットワークメンバーからのメッセージ①- PREX Island
研修の参加者
研修員メッセージ①
国際交流部 狭間です。
私の大変思い出深い研修である2019年「JICA投資促進のためのキャパシティ・ディベロップメント(B)」の参加者についてご紹介します。
この研修は総勢18名が参加した研修ですが、チームワークが良く、帰国5年がたった今でもやり取りをされています。
1、モンテネグロ 投資庁 ネナド氏
一人目はモンテネグロ出身のネナド氏です。
研修は、かけがえのない知識の習得と世界とのネットワークづくり。
- モンテネグロ 投資庁 ネナド氏
モンテネグロの海外投資と国内投資を促進させ、モンテネグロ経済促進のために働いています。
具体的な業務はモンテネグロが投資家にとって格好の投資先であることをアピールすること、市場の状況や規制、投資機会について理解してもらうことです。
2019年にこの研修に参加する機会に恵まれました。
この経験は、投資促進に関する実践的な知識を得るという点だけでなく、志を同じくする世界中の専門家とのネットワークを構築するという点でも、かけがえのないものでした。
この研修で、築いた友情は長続きすることが証明されました。
実際、ジョージアからの参加者のひとりと2度にわたって再会する機会がありました。
2022年にロンドンで会い、その後、彼女の故郷であるトビリシを訪れる機会がありました。
これらの経験は、仕事上だけでなく個人的にも、有意義なつながりや生涯の友情の扉を開いてくれたという意味で、この研修の価値をさらに高めてくれたと実感しています。
2、元ジョージア 経済開発機関 ナティア氏
二人目のナティア氏は2019年の研修参加当時はジョージア経済開発機関LEPLエンタープライズ・ジョージアで勤務をされていました。
その後東京大学へ留学され、修士号を獲得されたのち、現在は日本のアジア開発銀行研究所でアソシエイトとして勤務されています。
感銘を受けた研修プログラム、人生を大きく変える糧となった。
- 元ジョージア 経済開発機関 ナティア氏
当時、私は母国ジョージアの経済開発機関LEPLエンタープライズ・ジョージアで働いていました。
日本での研修で得た貴重な学びにより、私は同国の投資戦略策定に貢献し、専門能力を高めて重要な投資プロジェクトや案件を管理し、COVID後の投資政策と投資促進の課題を乗り切ることができました。
2019年の研修期間中に日本で過ごした時間は、日本のユニークなビジネスアプローチを探求することを可能にし、それが、専門的な修士課程を目指す国として日本を選ぶきっかけにもなりました。
2023年、私は東京大学の公共政策修士課程国際プログラムを修了しました。
研究テーマは海外直接投資(FDI)、グローバル・バリュー・チェーン、日本のFDIの流れに焦点を当てました。
研修を修了してから5年が経ちますが、同じ研修を受けたメンバーやPREXの人たちとは今でもつながりを持ち、最新の情報を得ることができています。
PREXの同窓生ネットワークが友情と協力関係を育み、貿易、投資、その他の重要なテーマにおける日本の開発経験を活用することで、各国の経済開発努力を向上させていることを目の当たりにし、本当に感銘を受けました。
- 掲載日:2025年5月6日
- 研修名:JICA投資促進のためのキャパシティ・ディベロップメント(B)
- 氏名:国際交流部 狭間