世界は人で、できている。
HOME > 研修レポート > 第43回 関経連アセアン経営研修<2022年12月>

第43回 関経連アセアン経営研修<2022年12月>

パソコンの画面越しではなく直接顔を見て同じ空間で過ごす。
アジア各国の企業・経済団体幹部が集まり、同じ経験を共有し、未来に向けて意見を交わし合うことの意義を改めて感じた研修となりました。


【研修参加者・関西大学後藤先生・関西経済連合会事務局の皆さん】

3年ぶりに開催された関経連アセアン経営研修。
研修テーマは「アジアでつくる未来社会~大阪・関西万博2025が促進するSDGs~」。
そのため、日本の社会課題解決にビジネスを通じて取り組む山陽製紙、ダイキン工業テクノロジー・イノベーションセンター、不二製油、イオンにサステイナビリティに対する方針や各ビジネスについてお話しいただきました。

サステイナビリティに対する参加者の関心は高く、導入講義から「経済性とサステイナビリティのバランスについてどう考えるか」などの質問が出され、その後も各企業に対して「御社のカーボンニュートラルの取り組みは?」「我が国では食品安全性に対する意識が高いがどのような取組みを?」「取引先を選ぶプロセスは?」などの質問がありました。

日本でカシミヤ製品を販売されているモンゴル出身のザヤさんは、環境への関心が特に高く、山陽製紙さんでいただいたお洒落なリサイクルペーパーを百貨店のポップアップショップの展示に早速使用されていました。商品を包むパッケージも同社に依頼できるか検討されているようです。

SDGsがテーマではありましたが、参加者の皆さんは企業・経済団体幹部ですので、企業経営に関する質問が数多く出されていました。パナソニックミュージアムや各社の経営方針のお話もとても好評で、研修後のアンケートでは「イノベーションと人的資本への投入の大切さを学んだ」と言及している方が多くみられました。

日本の、そしてアジアの社会課題解決のためには、共創が必要です。
日本に1週間滞在し、共に学び、共に食事をする。
そして、自社や社会をより良くしていくための考えや方法を互いに話し合う。
本研修はきっと日本そしてアジアのより良い未来に繋がる一歩に違いないと思います。


【山陽製紙工場で使用済みの紙を溶かして再生するプロセスを見学】


【ダイキン工業テクノロジー・イノベーションセンターで最新技術を用いた製品を見学】


【不二製油が開発した大豆ミートの試食会】


【咲州庁舎の上層階で2025日本国際博覧会協会から関西・大阪万博の説明を聞いた後、夢洲を見下ろす参加者たち】


【松下幸之助氏の経営観と人生観に共感する参加者たち】


【イオンのサステイナブル調達について学んだ後記念撮影】


【研修で学んだことを振り返り、意見を出し合う研修参加者とファシリテーターを務める関西大学 後藤教授】

~第43回 関経連アセアン経営研修~

★日程:2022年12月12日~16日
★参加者:海外カウンターパート機関推薦企業・経済団体幹部10名
★参加国:カンボジア・シンガポール・タイ・マレーシア・ミャンマー・ベトナム・モンゴル・インド・スリランカ
★コースリーダー:関西大学 経済学部 後藤健太教授
★委託元機関:関西経済連合会
★訪問先(順不同)
〇山陽製紙
〇ダイキン工業テクノロジー・イノベーションセンター
〇不二製油
〇2025日本国際博覧会協会
〇パナソニックミュージアム
〇外務省大阪分室
〇イオン

3:すべての人に健康と福祉を 8:働きがいも経済成長も 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
 

(担当:奥村・前田・中山・高山 2023年4月24日掲載)

*本研修に関するお問い合わせは、こちらへお願いします。
prexhrd-pr@prex-hrd.or.jp