JICA研修 投資促進・ビジネス環境整備(基礎)(A) <2025年9月~10月>

研修レポート

JICA研修 投資促進・ビジネス環境整備(基礎)(A) <2025年9月~10月>

研修種別

日程

2025年9月18日~10月15日

参加国

  • カンボジア王国
  • 東ティモール民主共和国
  • ネパール連邦民主共和国
  • キューバ共和国
  • パレスチナ
  • トルクメニスタン

対象者

開発途上国の行政官・経営者対象

参加者

投資促進やビジネス環境整備を担う公的機関、特に投資促進機関、投資省/庁、 開発省、計画省、産業省、工業省、貿易省、国レベルの商工会議所などで投資促進、ビジネス環境整備に関わる 3 年以上の実務経験を持つ行政官など 6カ国6名

研修概要

本研修は、各国で投資促進やビジネス環境の整備を担う行政官等を対象に、自国への投資やビジネス環境整備を促進するために必要な基礎知識の習得や分析、企業現場の視察、投資を実践する企業との意見交換等を通して理解を深め、アクションプランとして策定し、実践的な活動を進める能力の向上を目指すものです。

日程

2025年9月18日~10月15日

コースリーダー

後藤 健太 氏(関西大学 経済学部教授)

委託元機関

独立行政法人国際協力機構(JICA) 関西センター

SDGs

PREX担当

服部、山内、藤井

講師 / 訪問先

JICAプロジェクト専門家ほか、15の講師・訪問先

JICA研修 投資促進・ビジネス環境整備(基礎)(A) <2025年9月~2025年10月>

平等院にて

平等院にて

グループに分かれてのディスカッション

グループに分かれてのディスカッション

今回の研修では、海外投資促進・技術移転等を担う国際機関や海外との投資協定を司る中央官庁、産業振興に注力する自治体による講義をはじめ、経済連携分野の専門家や大手・中堅メーカー等での講義・工場視察・意見交換等を通して、日本企業の海外進出の取り組みや進出先国に求めるビジネス環境について確認することができました。また、各専門家による講義や訪問先で得られた知見を研修員が「振り返り」の場で共有することにより、各研修プログラム内容の理解をより深めることができました。研修員からは、「イノベーション支援策やSDGs重視の政策を組み合わせることで、付加価値の高い投資を呼び込み、既存企業にも革新やSDGsに沿った製造への転換を促している点が参考になった」、「事業拡大の意思決定は、コストだけではなく、市場環境、税制、インフラ、治安、そして最も重要な点として信頼できる現地パートナーの存在と潜在的な顧客基盤となる日本企業の存在など、包括的な評価に基づいて行われることがわかった」などのコメントがありました。
本研修の最終過程では、研修員それぞれが投資誘致対象とする自国の産業セクター・産品候補を選定し、その実現に向けた投資促進戦略をまとめていくにあたり、経験豊富なコースリーダーによる適切な指導・助言等を通してより実践的なアクションプランの作成に漕ぎつけることができ、本研修の目的は十分に達成されたものと考えます。

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