JICA研修 グローバル市場における輸出振興/マーケティング戦略(A) <2025年6月~7月>

研修レポート

JICA研修 グローバル市場における輸出振興/マーケティング戦略(A) <2025年6月~7月>

研修種別

日程

2025年6月25日~7月23日 *研修受入期間

参加国

  • パキスタン・イスラム共和国
  • スリランカ民主社会主義共和国
  • 東ティモール民主共和国
  • ウズベキスタン共和国
  • バヌアツ共和国

対象者

開発途上国の行政官・経営者対象

参加者

輸出促進業務に携わる政府、公的機関の職員、および民間組織で輸出促進に携わる経営者 5か国6名

研修概要

本研修では輸出促進業務に携わる政府、公的機関の職員、民間組織で輸出促進に携わる経営者が参加し、そのような課題を解決するべく、グローバル市場のニーズを理解した上で自国産品の強みや特徴をデータに基づき客観的に評価し、市場起点での考え方をベースにターゲット市場に向けた製品を開発、輸出販売するためのマーケティングやプロモーションなどの手法を学習・考察しました。

日程

2025年6月25日~7月23日 *研修受入期間

コースリーダー

後藤 健太 氏(関西大学経済学部 教授)

委託元機関

独立行政法人国際協力機構(JICA) 関西センター

SDGs

PREX担当

藤井、川治、山内

講師 / 訪問先

公官庁、輸出振興関連機関、海外事業展開に取り組む民間企業など16の講師・訪問先

バックグラウンドの異なるメンバーによる多面的な学びの場

コースリーダー後藤教授と研修員

コースリーダー後藤教授と研修員

プレスタディーレポート発表で各国の産品について情報共有

プレスタディーレポート発表で各国の産品について情報共有

各国のプロモーションの視点で万博視察

各国のプロモーションの視点で万博視察

多くの開発途上国では、他国への輸出が経済発展に大きな役割を果たしています。しかし、開発途上国からの輸出のほとんどは加工品ではなく原材料であり、国内産業の発展に結びついていないことが課題となっています。
本研修では輸出促進業務に携わる政府、公的機関の職員、民間組織で輸出促進に携わる経営者が参加し、そのような課題を解決するべく、グローバル市場のニーズを理解した上で自国産品の強みや特徴をデータに基づき客観的に評価し、市場起点での考え方をベースにターゲット市場に向けた製品を開発、輸出販売するためのマーケティングやプロモーションなどの手法を学習・考察しました。
併せて、日本の輸出振興施策はもとより、様々なビジネス・商取引上考慮すべき事項や、経済協定の影響、人権デューデリジェンスなども含むバリューチェーンの考察等、グローバルなビジネス・フレームワークやトレンドもプログラムに盛り込むとともに、展示会や、海外展開を進めている企業や海外からの商材を輸入している企業の現場を直接訪問し、それぞれの取組みをご紹介いただくことで多面的に理解を深めました。
約4週間行動を共にし、親睦を深めた研修員同士による意見交換・議論も進み、各自の課題をお互いに評価し合う場面もありました。コースリーダーの関西大学後藤教授による各研修員への的確なご指導や、各講師との熱心な質疑応答などとも相まって大変有意義な研修となったと感じています。
各研修員はこの研修で策定した「アクションプラン」を自国に持ち帰り、実行に移します。その成果として、将来、それぞれの産品(オリーブOlive(パキスタン)、ブラックペッパーBlack Pepper(スリランカ)、キトゥルシロップKithul Treacle(スリランカ)、ココナッツ美容液Coconut Products for the Body Care Market(東ティモール)、ウズベクメロンUzbek Melon(ウズベキスタン)、ブレッドフルーツチップスBreadfruit Chips(バヌアツ))が実際に市場に出てくることを楽しみにしています。

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