
研修概要
カザフスタン「日本センター」(KJC)はキルギスやウズベキスタンの日本センター同様、JICAのプロジェクトとして長年運営されてきました。
KJCのビジネスコース受講者や講師の中から選抜された皆さんは、訪日研修にも多く参加しており、カザフスタンのPREXグローバルネットワークメンバー(以下、PGNメンバー:同窓生)のうち大半がKJC受講者などです。
その中には、KJCの所長やビジネスコース管理者も含まれます。
既にODA対象国から卒業しつつあるカザフスタンの日本センターは、運営面でも「自立」する段階にあります。
一方で現地のビジネスマンからは、日本の経験に学びたいという要望もあると聞いています。
この研修は、そんな声を背景に、PREXとKJCのPGNメンバー(同窓生)との連携で生まれたものです。
2022年の秋から、KJCのエリカさんと相談を重ね、5月12日、13日の2日間の研修実施をPREXで受託することが決まりました。
日程
2023年5月12日~5月13日 *研修受入期間
委託元機関
カザフスタン日本センター(カザフスタン ナルホーズ大学)
SDGs
PREX担当
瀬戸口
訪問先
ダイキンサンライズ摂津
関西クラウン工業社
カザフスタン「カイゼン」訪日研修<2023年5月>を終えて
KJCでは、長年にわたり、日本の専門家の指導を受け「カイゼン」をテーマとしたプログラムが実施されており、現地には多くの「カイゼン」コンサルタントや教育センターがあります。
そういう状況を反映し、今回の訪日研修のテーマも「カイゼン」でした。
1週間の来日期間のうち東京と名古屋でのプログラムを受講した後、大阪へ移動する皆さん向けに、大阪ではダイキンサンライズ摂津および関西クラウン工業社の2社への企業訪問、そして週末の京都視察を準備しました。
大阪の2社では、暖かく迎えていただき、カイゼン活動およびその基盤となる3S活動について、それぞれの企業の特徴も踏まえて、たいへん詳細なご説明と現場視察、そして多くの質問への対応をしていただきました。
今後も、各国の日本センターを現地の拠点とし、PGNメンバーとの連携によって、現地企業の要望に応えられるよう、日本の経験に学ぶ、また日本企業と交流する、という場を継続的に企画し実施できることができれば嬉しいです。