JICA研修 持続可能な観光地域づくりのための人材育成<2024年8月~9月>

研修レポート

JICA研修 持続可能な観光地域づくりのための人材育成<2024年8月~9月>

豊岡アートアクション理事長による講義

研修種別

日程

2024年8月27日~2024年9月19日 *研修受入期間

参加国

  • アルバニア共和国
  • アンティグア・バーブーダ
  • ジョージア
  • ヨルダン
  • モンゴル国
  • ミクロネシア連邦
  • モンテネグロ
  • パプアニューギニア独立国
  • セントルシア
  • サモア独立国
  • タジキスタン共和国

対象者

開発途上国の行政官・経営者対象

参加者

観光地域づくりを通じて持続可能な観光振興を推進する関連省庁、地方自治体またはその外郭団体に所属し、「観光地域づくりを行う人材育成」の計画を作成し、実施を担当するもの

開発途上国の観光開発を担当する行政官向けの本研修の目的は、地域連携による持続可能な観光地開発を促進するための開発計画づくりができるための能力とスキルアップを目指した研修です。参加者が計画づくりできるよう、本邦研修ではバラエティに富んだ講義と視察訪問を実施しました。
行政官向けの研修プログラムのため、本研修の構成は、日本の持続可能な観光地域づくりに関する国や地方の政策制度、また地域レベルでの人材育成の取り組みを学び、現地視察を通じ、持続可能な観光と地域コミュニティ開発事例を学んだうえで、自国で地域社会や地域資源を活用し、持続可能な観光を推進するための行動計画を立案する、という構成となっています。

日程

2024年8月27日~2024年9月19日 *研修受入期間

コースリーダー

山本 尚史 氏 (拓殖大学 政経学部 経済学科 教授)

委託元機関

独立行政法人国際協力機構(JICA) 関西センター

SDGs

PREX担当

木村、佐賀

豊岡市などを訪問し実地学習

南山城村の茶畑視察の様子

南山城村の茶畑視察の様子

グループディスカッションの様子

グループディスカッションの様子

研修員はまず、自国の観光や地域コミュニティ開発に関する課題を分析し、解決すべき問題を把握するところから本研修は開始されました。この作業により研修員は訪日研修から何を学び、自国の課題解決のためのアプローチができるかを考えます。その後、持続可能な観光戦略にかかる世界的なトレンドやSDGsにおける観光セクターの取り組みを学び、日本の観光政策や訪日マーケティング戦略やインバウンドへのアプローチを学び、国が推進するデスティネーションマネジメント(観光地経営)の考え方も各講義より学びました。中央や県の政策や戦略を理解した後、現地における地域観光の取組み理解のため、兵庫県豊岡市など地方を訪問する約10日間のフィールドトリップを実施しました。
豊岡市では、コウノトリ保護を通じた環境保護や芸術と観光を中心としたまちづくり政策や芸術文化観光専門職大学より但馬地域を活性化させるための人材育成の現場の取組み、また民間セクターより、金融機関による観光産業を含む地域活性化の取組み事例から金融機関の協力の重要性を学び、オープンファクトリーを実施する工場見学から、地域産業が観光に貢献できる事例を理解。伝統・歴史的遺産と開発のバランスを考慮した地域観光の取組みについて、出石観光協会より永楽館や城下町を訪問しながら講義いただいたほか、京都姉小路においても文化遺産を継承するための活動について学びを深めました。

南山城村においても、道の駅を中心とした生産者との協力による地域活性化の仕組みについて学び、フィールドトリップの多くの訪問先より地域との連携の重要さについて改めて理解を深めることができました。

研修員は本研修での学びを反映し、持続可能な観光地開発のために地域との連携を重視した行動計画をそれぞれ作成することができました。

様々な関係者のご協力により目標達成に向けた研修をデザイン・実施することができました。皆さまへのご支援に感謝を申し上げるとともに、各研修員が帰国した後、本研修での学びが地域を活性化する観光地域の開発政策に役立てられることを願っています。

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