PREXグローバルネットワークフォーラム④あきらめずに、自分なりの活動を続けていきたい。- PREX Island

研修の参加者 世界の情報
シリアの PREXグローバルネットワークメンバー：Mr.Imad Haidar (イマードさん）

2017年、何とか自分の工場に足を踏み入れたがほとんどが略奪され、残っていた機械も壊滅状態だった。
深刻な被害や電力供給停止のため、私の工場の生産ラインで働いていた従業員は、仕事に戻ることができなかった。
（イマードさん談）

Zoomへの接続が困難で、テレビ電話で繋ぎ、それをZoomに映して参加。

シリアのPREXグローバルネットワークメンバー
Mr.ImadHaidar（イマードさん）

2010年度「シリア総合的経営管理」の研修員です。
日本での研修中や帰国後の日本の方々との交流を通じ、とても大切なことを学びました。
内戦により国や自社工場が破壊された後は特に日本での経験が活かされました。
つまり人は人生に絶望することなく、自分の信念や信条に従い続けなければならず、没落や挫折の後にも自分で立ち上がり不可能と思われることにも挑戦し続けなければならないということです。
研修中、日本や日本人が成し遂げたことをこの目で見て、その姿は私の理想となっています。
帰国後12年が経ち自社工場も破壊されましたが、私は今も日本で学びこの目で見たことを伝えようとし続けています。
おそらくそれが、再び私たちの人生の道に戻り、歩み続けていく道を照らす灯りになるのでしょう。
シリアにもコロナは広がり、そしてインフラの状況、原材料の高騰、諸々のことを考えると、近い将来に生産活動に戻ることは難しいでしょう。
それでもシリアにも従業員のために環境を整えていこうとしている企業はあります。
困難は沢山あります。
しかし、それでもあきらめず、これからも自分なりの活動を続けていきたいと思います。
皆様のフォローアップとご支援に心から感謝しています。

日本での研修でお世話になったシニア専門家とイマードさん
（撮影：2010年訪日研修時）

• 掲載日：2022年8月2日
• 研修名：シリア総合的経営管理（2010年）
• 企業名：シリア
• 氏名：Mr.ImadHaidar(イマードさん）