コラム

PREX OB便り(5)森本さん

いつの時代も「人」が原動力。 PREXでの経験を通じ、視野とネットワークが拡がりました。

私は、2010年から2014年までの4年間、NTT西日本からPREXに出向し、出向復帰後、定年退職と再雇用を経て、今は大阪の印刷会社に勤めています。
PREXでの4年間は私にとって様々なことに挑戦でき、新鮮な日々を送ることができました。当時は、円高による為替変動で債券運用益が縮小し、JICA研修受託に依存しない新たな事業開拓がテーマであり、研修の傍らテーマ別のプロジェクトにも参画しました。
私は中小企業の海外展開支援や広報のプロジェクトに参画し、JICAコラボデスク、ベトナム人向け研修、ベトナムドンナイ省との連携事業の立上げなどに関わってきましたが、今でもその事業が継続していることを大変嬉しく思います。
以前は、途上国というと貧困という言葉しかイメージできていませんでしたが、紛争という一面にも触れることで、民族や宗教がなぜ文明や繁栄と共存できないのかという疑問を抱くようになりました。出向中に、旧ユーゴスラビアのコソボ、モンテネグロ、中東のレバノンを旅行し、帰国研修員と再会し現地の方々と交流できたことも懐かしい思い出です。

【コソボの首都プリシュティナを訪問し、帰国研修員と再会した森本ご夫妻。】

【レバノンのベッカー高原シュトューラで帰国研修員と再会】
今や世界は協調と対話の構図が崩れつつあり、分裂、対立がより顕著になってきましたが、国家や政治に責任を押し付けるだけではなく、人を幸せにできるのは人だということを皆が忘れてはなりません。このような情勢の中で人と人を結びつけるPREXの事業はより重要になります。PREXには事業を支える原動力となる人材への投資と協力企業・団体の拡大により注力していただきたいと思います。そうして過去の成功体験に捉われず、事業のコアコンピタンスを再評価し、これからの時代の変化に適応した新たな価値を創造してほしいと願っています。
今年1月には中東ヨルダンに旅行し、PREX出向中、世界遺産登録に向けた支援事業のプロポーザルを試みたサルトを訪問しました。現地で直接触れる情報は何より新鮮で貴重だと痛感しました。
(株式会社坂井印刷所 総務部長 森本 正人 氏)

  • PREX OB 森本さん
  • 2026-04-02
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