タンザニアの高官8名が関西の農業ビジネス等を視察(2014年6月)

PREX は、今年度から5 年間にわたりJICA タンザニア国別研修「地方農業開発」を実施します。今回は初年度の研修で6 月16 日~ 27 日にかけて農業開発の政策立案に携わる高官の方など8 名が来日し、関西の農業事業者を訪問し、様々な関係者がどのように連携し地方農業が推進されているのか、その取り組み事例を視察しました。

タンザニアの農業セクター開発の取組み

タンザニアでは人口の約8 割が農業セクターに従事しその多くが貧困層といわれています。タンザニア政府は、経済成長と貧困削減に向け、農業開発を国家開発戦略の中で重要と位置づけています。地方分権政策の下、農業セクター開発プログラムの枠組みの中で、食料安全保障の確保、農業の商業化(AgriculturalCommercialization)、農家の収入向上、規制や政策等の環境改善を通した民間投資の促進を目指し、地方レベルでの農業開発を推進するための具体的な取り組みが行われつつあります。 

こうした背景の下、まずは政策立案に携わる政府高官レベルが、政府(中央・地方)が担うべき役割、打ち出すべき具体的な諸政策・制度、民間との望ましい役割分担について理解を深めることが求められています。

カタシモワインフード㈱様を訪問。高井社長様自らのご案内でぶどう畑を見学させていただき、同地で展開された地域振興のお話を伺いました。

関西の農業ビジネスの現場に赴く

本研修では、日本の農業政策における地域振興・活性化の歴史や現在の推進、農業関連法令や金融政策について、行政やビジネスを推進される方々から直接お話を伺い、また多くの現場を訪問しました。

東京で中央省庁、金融機関への訪問および有識者の講義を受け、関西に移動。その後、関西の行政機関や自治体より地方における農業振興政策や2次産業・3次産業へと付加価値を取り込んでいく施策推進について講義いただきました。更に実際にその起業から現在に至る歴史の中で地域を振興する活動を進め、農業の産業化に貢献した企業や既にアフリカ地域に農業ビジネスで進出展開する事業者から具体的な取組みについて説明を受け、意見交換を行い、タンザニアの地方農業開発に向けてどのような施策が有効であるかについて考えました。
研修の詳細は、11・12 月号で紹介予定です。

国際交流部 浅沼、坂口

研修概要

研修名
JICA タンザニア国別研修「地方農業開発」
実施期間
2014 年6 月16 日(月)~ 27 日(金)
研修参加者
タンザニア国農業関連省庁、州、県における高官 8名
委託元機関
JICA 関西

研修のテーマ :  その他