アセアン経済統合を見据えて/第34 回関経連アセアン経営研修(2014年3月)

八尾市のドアハンドルやコーナーフレーム等を製造するメー
カー大和製作所を訪問。東西田社長よりアセアンのガラス扉市
場の開拓を計画中であると説明いただきました。

専門家による講義、企業訪問、ランドテーブルを実施

10月25日(月)から29日(金)の5日間、第34回関経連アセアン経営研修を実施しました。本年は、ブルネイを除くアセアン9カ国とインド、モンゴルを加えた計11カ国から18名の企業・団体幹部が参加しました。

本研修では、これから日本企業がどのように2015年のアセアン経済共同体(AEC)に対応しようとしているのかを、専門家による講話や企業訪問を通じて紹介。技術力や生産性向上によりグローバル競争力をつけ、国境を越えたパートナーシップを構築するなど、グローバルな視点で経営戦略を再構築し、競争力を高めていく企業経営のあり方や経営者の役割について考察するとともに、今後のあるべき姿について意見交換を行いました。 研修でプログラムコーディネーターを務めていただいた小田野氏と研修員のコメントを紹介します。

プログラムコーディネーターからひとこと

滋賀大学経済学部特任教授
小田野 純丸

12カ国からの参加者を対象にした研修が今年も実り多い成果を残して終了しました。ビジネス感覚にあふれた参加者が日本の経験、現状の取組みを余すことなく吸収しようとする姿勢が印象に残りました。

アセアン経済統合を目前にしていることから、域内経済の展開、日本の投資動向に多くの議論や質問が集中したことが今年のプログラムの特徴でした。日本、アセアン、インドを結びつける経済ベルトを想定すると、相互依存関係の深化がもたらす可能性への期待は参加者共通の見解であったように思います。参加者はこのベルトの中央に位置する国で企業活動を展開しているだけに、日本との連携には想像以上の期待をしていることを知りました。特に日本の中小企業の海外展開について、アセアンが積極的にその受け皿になるという熱いメッセージを何度か聞かされました。それは域内分業を通じてより強力なサプライチェーンの構築が可能になるという構想につながるように思います。

アセアン、インド、モンゴルから投げかけられる熱い視線が日本にこれまで以上に積極的なかかわりを促しているように感じられた研修でした。

研修員の声

カンボジア
Maurea Garments 社 人事・コンプライアンス部長
ソック・オドム

日本は小さい時からの憧れの国でした。その日本での研修に参加することができ、非常に感謝しています。研修では、日本企業の経営スタイルをはじめ、日本人の仕事に対する意識、生活スタイルなど多くを学ぶことができました。
どの企業も私たちを暖かく受け入れてくれました。だれもが非常に親切で、知っている限りの知識や情報をすべて共有して下さいました。特に、企業の代表であれ、社員であれ、出会う人全員が親切に接してくれたことに感銘を受けました。
今回の研修で学んだことや日本の文化については、帰国後すぐに、経営幹部に共有しました。これからは他の社員にも伝えていきたいと思っています。研修に参加させて頂き、本当にありがとうございました。


Dela Cemara Indah社 取締役社長
レジナ・ジャウハリ

非常に有益な研修でした。企業訪問や討議を通じて、日本人と接することができ、十分に情報を共有して頂いたことに感謝します。今後は、日本人も研修員として参加してはどうでしょうか。より深くお互いを理解し、良好な関係を築くことができるのではないでしょうか。有馬での温泉体験は日本文化紹介として有益なことでした。みんなの心を開くことができました。


研修のテーマ :  経営管理