中米5カ国の研修員が食品見本市での商談を実現/JICA中米カリブ地域・日本貿易振興のための キャパシティ・ディベロップメント研修(2012年2月)

本研修では、PREXで初めて研修員による日本最大の食品見本市フーデックス・ジャパンへの出品が実現した。フーデックスの出展準備が終了し一息つく研修員たち。

2011年度の「中米カリブ地域・日本貿易振興のためのキャパシティ・ディベロップメント研修」では講義、企業・団体訪問にとどまらず、官民が一致協力して自国産品を日本最大の食品見本市であるフーデックス・ジャパンに出品し、来場のバイヤーたちと商談を展開しました。

3年間の学びを生かして貿易取引の実学体験へ

本研修のテーマは、日本市場の特徴や日本人の嗜好を理解し、対日輸出にふさわしい自国産品を選択し、官民共同で対日輸出を実現するプロセスを学ぶことです。昨年までも専門家の講義、関係企業・団体の訪問、さらに毎年千葉で開催される日本最大の食品見本市であるフーデックス・ジャパンの見学という内容で実施してきました。しかし、今年は3年連続の一連の研修の最終年度にあたっており、座学だけではなく更に実践的な研修内容とすべく、過去にこの研修に参加した帰国研修員の協力も得て、いままでの学びで得た知識や経験を踏まえて、フーデックスのジェトロブースへ出展し商談まで行おうというアグレッシブな試みとなりました。選抜された研修員が官民協力して出展、あるいは輸出を検討する商品を選び出し、来日後の研修では、具体的な出展商品を頭に描きながら、講義や企業・団体訪問を通じて、日本で受入れられるための作戦を練っていきました。

研修員全員の熱意と努力で実現したフーデックスでの成果

フーデックス会場ではコスタリカ、グアテマラ、ニカラグアの3カ国が各々ドライパイナップル、冷凍果物、カカオリキュールを出展し、各ブースに来場した数多くのバイヤーに試食、試飲を勧め、関心を持った相手と具体的な商談を行いました。各出展者とも今後ビジネスパートナーになりうる有力なコネクションを獲得し、大変意義のある研修の総仕上げとなりました。研修が目指す最終目的であるビジネスマッチングまで成功させることができ、関係機関の評価も極めて高いものとなりました。官も民もなく、個々の国もなく、中米カリブ5カ国の研修員が全員の熱意と努力で乗り切った5週間に及ぶハードな研修の成果に心よりエールを送りたいと思います。

国際交流部 浜口

ドライパイナップルの出展ブースの準備を行うコスタリカ、エスメラルダ社のジョセフさん。

多種類の冷凍果物、冷凍野菜を並べ終えて息をつくグアテマラ、レグメックス社のビクトルさん。

おしゃれで目を引くドライパイナップルのブースを工夫したコスタリカ、エスメラルダ社のジョセフさん

カカオリキュールの試飲の準備を進めるエルベルヘル社のフリオさん

研修概要

研修名
中米カリブ地域・日本貿易振興のため
のキャパシティ・ディベロップメント研修
実施期間
2012.2.15(水)~3.16(金)
研修参加者
ドミニカ共和国(2名)、コスタリカ(2名)、グアテマラ(3名)、ニカラグア(2名)、エルサルバドル(1名)
委託元機関
独立行政法人国際協力機構(JICA)大阪国際センター
お世話になった方々、企業・団体(敬称略、訪問順)
流通科学大学 向山雅夫教授、YUMA TeachingJapanese Firm 釜渕優子代表、大阪市中央卸売市場本場、関西空港検疫所食品監視課、食品コンサルタント 上田栄一氏、ヒューテック 西龍治社長、カタギ食品、南アフリカ大使館、ロック・フィールド、東洋食品工業短期大学、昭和交易、山脇ビジネス・コンサルティング 山脇康彦代表、千葉県農林総合研究センター、やさい工場、エヌトレードサポート 野本功司代表、サントリーホールディングス、JETRO、コスタリカ大使館、エルサルバドル大使館、ドミニカ共和国大使館、ニカラグア大使館、グアテマラ大使館、アスク、パルタ、UCC上島珈琲、寿精版印刷
研修のテーマ :  貿易振興